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たかがカゼ

と、あなどっていたら、一週間たってもすっきりしない。
運転、ネット、読書、映画鑑賞、何をやっても疲れて病状が悪化する。
おまけに猫のシナモンが悪性腫瘍(らしい)の手術をして首にカラーをつけられていて、超ふきげん。彼女と隔離された別の猫も新しい共同住猫が気に入らなくてふきげん。困ったもんだ。

実はシナモンがガンらしいとわかった時、これで一匹かたづくかえさ代が減るかとよこしまなことを考えたが、手術がいきなり4万円、予後の薬やなんだので、死ぬまでにものすごく費用がかかりそう。どうしよう。
黙っていなくなってしまったナッツウが、こうなると妙にかわいそうだ。

シナモンは一応元気で、エサもよく食べているので、ほっとはしている。まだ10歳だし、もう4、5年はがんばってほしい。

そんな時、読んでいるディネセンの「アフリカの日々」が、風景描写をはじめ、文章が安らかで美しく、内容も落ちついて気持ちがよく、病床で読むには最高だ。クッフェーの「鉄の時代」と同じアフリカが舞台で女性が主人公で、どこか似ているのに正反対。どっちも好きだけど。
これを読み終わるまでにカゼが治ってしまうのが、ちょっと心配である。(笑)

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カツジ猫