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ぼくと、あじさい(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしが、あたらしくかってきた、あじさいはこれです。
たくさんあったけど、うれてしまって、ふたつだけ、のこっていたけれど、
「ほかのがあると、めだたなかったけど、のこってみると、どちらもいいでしょう」
と、おみせのひとはいっていて、
もうひとつの、ぴんくのも、かわいかったけど、
かいぬしは、ひとめで、このむらさきいろのがきにいったそうです。

「かつじに、にているの」というと、おみせのひとは、
「えっ、どこが」とおどろいたそうです。
「あいつの、けは、もようがあるのは、ひょうめんだけで、
ねっこは、どこも、まっしろなのよ。
だから、みじかくかりあげたら、しろねこになるとおもう。
かおや、みみは、わからないけど」と、
かいぬしは、せつめいしたそうです。

「それで、さいきん、けだまができてるのを、わたしがきると、
ときどき、きりすぎて、しろいところが、あっちこっちでてくるの。
ぬいぐるみの、わたが、はみでているみたいなかんじよね。
それが、この、あじさいの、しろいところにそっくり」
といったら、おみせのひとは、ちょう、うけて、
わらいが、とまらなかったそうです。

かいぬしの、いっているのは、このしゃしんに、うつっている、
ぼくの、こしの、しろいとこだよな。
べつに、いいじゃん。ふん。

「でも、きゃらめるも、ときどきそうやって、
したから、まっしろいけが、のぞいてることがあって、
わたしはやっぱり、ぬいぐるみが、やぶれて、わたがみえてるみたいと、
わらっていたっけ。おもいだすよ」
と、かいぬしは、ぼくのだいせんぱいの、もうしんだねこのことを、
へんに、なつかしがっていました。

ちゃんとぶらしをかけないから、けだまができるんだぞ。
でも、ぶらしをかけられるのは、きらいだし、
まようっちゃ、まような。

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カツジ猫