ぼくは、もようがえがきらい(カツジ猫)
みなさま、おげんきですか。
かいぬしは、ごがつに、だいきぼな、へやのもようがえを、けいかくしているみたいです。
いなかのいえから、おおきなべっどを、もってきて、
いまのそふぁべっどと、いれかえたりするらしいです。
ぼくは、もようがえが、ちょうきらいです。
せかいが、こわれて、きえてしまうみたいで、ふあんになります。
かいぬしは、あたらしいべっどを、いれたときの、へやのはいちに、
いま、たいへん、あたまをなやませているみたいで、
まいにち、かぐを、あっちこっちに、うごかしてみているので、
ぼくは、おちつきません。
つまらないので、おもいきり、あくびをしたら、かいぬしは、
「おまえ、そういうけどね、べっどは、おおきくておもくて、わたしはうごかせないし、
いちを、きめたら、かえられないのよ。
そして、なつに、かぜがとおるすずしいところとか、
てれびが、ねていてみられるところとか、
ごはんをたべるてーぶるをどこにおいて、こたつをどうするかとか、
べんりさと、みてくれと、りょうりつさせないと、
かぐのはいちひとつで、しごとのすすみかたや、せいかつのあんていって、
ものすごく、さゆうされるんだよ」
と、しんけんに、はなしました。
でも、そのいっぽうで、ぼくのことはしんぱいしていて、
「こっちのにもつが、でていって、
むこうのにもつが、とどかないあいだ、
なんにちか、へやが、がらんどうになるのよねえ。
しかも、わたしも、いなくなるひがあるし。
そのとき、おまえの、このひよわなしんぞうは、
ぱんくしないと、いいけれど」とかいって、
ふるいいえにある、しなもんさんのねていたいすを、
もってきて、おいておこうかと、かんがえているみたいです。
かいぬしは、いろいろ、かんがえつかれるのか、よるは、しんだようにねむるので、
ぼくは、かいぬしの、おなかや、むねにのって、ねても、
きづかないから、おこられません。
あさは、かおのわきに、いどうして、ねているので、
かいぬしは、「おや、いつのまに」とかいって、
ぼくのしっぽや、みみを、ひっぱって、あそんでいます。
きのうは、にわで、ぼくが、といれにつかっている、すなばを、
きれいに、そうじしてくれました。
あたたかくなったので、ぼくはまいにち、にわで、あそんでいます。