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甘噛み

昨日、いやもう一昨日のことだが、カツジがうちに来て初めて、私の手を甘噛みしてくれた。サラダ記念日ならぬ甘噛み記念日だ。(笑)

最近、夜は書斎と寝室でシナモンと過ごすが、昼はカツジのいる部屋で椅子に座って小説を読むことにしている。今日もそうした。ものすごく暑い日で、汗がだらだら流れたが、カツジは終始いい気持ちそうに私の足元で寝ていた。ときどき頭をもちあげてみたら、首筋がぐにゃぐにゃで、死体じゃないかと思うほどだった。
新しい花模様の首輪をつけてみた。そうすると、まだまだ首が細いのがわかる。毛が長いので実際より太ってみえるのだ。

それで、エルザ・モランテの「アルトゥーロの島」と、ナタリア・ギンズブルグの「モンテ・フェルモの丘の家」を読んでしまった。どっちも、すらすら読めて面白かった。「モンテ・フェルモ」の方は須賀敦子の訳なんだけど、彼女のエッセイに登場したイタリア人の夫とその友人たちの様子を何となく思い出してしまった。
そして、どっちも、「家」が重要な役割を持ってる話だなあ。人物も生き生きして鮮やかなんだけど、彼らがこだわる、家とか部屋とかが、人間以上に大切に描かれている。

連休も終わって、明日は忙しくなりそうだ。お隣との境の崩れた崖の上にある庭の部分の草を今朝、半分ほど取ってごみに出した。工事が始まる前に、少しは片づけておかないと。

じゅうばこさん

「アリエッティ」、ちまたでは「トイ・ストーリー3」の評判の方がいいようですが、そっちは見られました?

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カツジ猫