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飛んでけ全身。

◇朝、それなりに体調がよくて気分もやる気になってるときは、もう神棚の水を代えたり、母の写真の前にご飯をそなえたり(すでにしてそこで多神教すぎるわけだが)猫のエサをやり新聞を読み、朝食を作り歯を磨き燃えるごみ出して古紙をまとめ、他にもまだまだなおなおと、しょうもない日常の雑事以外に、手紙を出したい、壁にフックをつけたいケータイの充電を忘れてた鉢植えの水やりもあったなどなど、四方八方からどれもしょうもないことでは甲乙つけがたい用事が押し寄せ、あ、血圧を測って薬も飲んで、とかやってると、どうあがいても、30分はあっという間にすぎてしまう。もう、毎朝爆発的に思うのは、手足や目や耳がばらんばらんにはずれて、どっかに飛んで行って、それぞれの仕事をすませて、またしゅうっと戻ってくっつくとかいう風にならないかなということだ。

何しろ歯を磨いてる間ももったいないので、歩き回ってカーテン開けたり、ベッドを整えたり片手でしてるし、朝食の間も、口の中の食べ物を咀嚼してる時間が無駄なので、もぐもぐむしゃむしゃしながらパソコンのメールチェックや洗濯機に洗濯物入れる準備やして、口の中が空になったら、また食卓に戻って食べ物を詰めこむ。うん、江戸時代の化け物のように頭の中にも口がほしい。でもあの化け物、食べるときに髪が汚れたりしないのかね。気になる。

◇DVDは、「マグニフィセントセブン」を昨夜徹夜して見た。「荒野の7人」ものだが、どうせ原典の「七人の侍」をしのぐことは、このジャンルではあり得ないことを前提にすると、まあまあよくできていた。村(町?)を滅ぼそうとするのが野武士じゃなくて、暴力団をやとった企業というのが今風でうまい設定だが、そのリーダーが「仮面の男」に出てたピーター・サースガードで、貫禄十分になってて感心した。「3時10分、決断のとき」では大して役に立たないように見えた(笑)ガトリング砲の破壊力にも感心した。

今は昔なつかしい「真夜中のパーティー」を見ている。映画館で何度も見た、好きだった作品だ。もともとは演劇で、ゲイの男性たちのパーティーの中の人間模様だが、まだ差別や偏見が激しかった時代の厳しさもある一方、エイズはまだ登場していないことを思うと、そこは平和な時期でもある。
お洒落な男性たちのカッコいい暮らしぶりは、「セックス・アンド・ザ・シティ」と、同じように見えるのに、まだ電話は携帯じゃない。そういうところも、ふしぎになつかしく面白い。まだDVDが買えるのかな。ちょっと手元においときたいかも。

そうそうゼーガースの「死者はいつまでも若い」は、古本屋に注文してしまった。2500円だもの。安いわよ。

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カツジ猫