憲法学習会つまみ食い(4)
…というか、講師のお話のまとめです。これで最終回ね。(と思っていたら、まだ続きそう。)
1 参院選前の情勢として
○アベノミクスで、格差・貧困は拡大していた。
いわゆる「新自由主義」というのは、多国籍企業(世界をまたにかけてもうけまくる、時には死の商人にもなる大企業)の活動のじゃまになるものは徹底して排除する。
社会的経済的弱者(これは、ほとんどの人がそう)を保護しない。富を再分配しない。不平等と矛盾がどんどん目に見えてくる。
それに対する不満を爆発させないために、「新保守主義」(ナショナリズム)を広める。
※板坂つぶやき「だいたい、金持ちの金もうけって、基本、国際的で国なんて、どーでもいいんですよ。それで、愛国心で目くらましをするんだから、よくよくもう、たちが悪いのさ」
○反日、とレッテルはってヘイト、「自己責任」でバッシング、多様性を認めない社会をめざす。
弱者を団結させないために、たがいを憎みあわせて、分断する一方、ナショナリズムをあおる。オリンピック、万博、皇室、宗教行事などなど。
※板坂つぶやき「ここでも矛盾なのよ。さかさまのことを同時にするの。憎み合わせておいて、愛国心でまとめる。それも他国への憎しみをバネにして。人とのちがいを受け入れたり許容したりしないで、幻の一体感で酔わせる。もうね、それって、ドラッグですやん」
○外交も安保も破綻
とっくに終わった「冷戦」の枠から脱しきれずに、ひたすら対米追従にしがみつく。その分近隣の東アジア諸国に気を配らないで敵対。米軍の肩代わりに自衛隊を増強し、軍事予算を増大。
※板坂つぶやき「しかしあれって、ほんとに増強なんだろうか。無駄なもんばっかり、相手の言い値で買ってるとしか見えんのだけど。」
○九条の壁と改憲への焦り
九条は予算や装備や組織など、自衛隊を海外で多国籍軍として戦わせるのに非常にじゃまになっている。とにかく自衛隊を憲法に明文化して、名実ともに「軍隊」にしたい。
※「もう何百回言ったかわからんけど、首相がそんなに憲法変えたいなら、なぜ変えたいかちゃんと話せばいいやんね。それを『書き換えても何も変わりませんから』だもん。この人はいっつもそう。消費税でも、『還元しますから』とか言って、ややこしいことしてでも上げようとする。すべてそう。正面突破を絶対しない。いやらしい。弱々しい。こんな指導者に国も人も守れるわけないやん。どこをどう考えても。」
わあ、長くなりそうだから、今日はここまで。あと二回か一回で終わらせますけんね。