「水の王子」続編、まもなく発売
「水の王子」第五冊めがまもなく発売です。あ、電子書籍(500円)の方はもう買えます(無料で読める?)。紙本は、見本をチェックしてからなので、もう少しかかります。こちらはまた2000円台で高いですけど、よろしければぜひどうぞ。
Amazonに紹介した宣伝文句は以下の通り。
日本神話に登場する神さまたちが、のんきに幸せに暮らしている、海辺の小さな村ナカツクニ。空の上の世界タカマガハラの戦士で、その村の人たちと親しくしていたタカヒコは、別の美しい村に最近起こった事件の調査のため、自分とうり二つだが、すでに亡くなったエリート戦士で天才のアメノワカヒコに化けて潜入し、王クラドの身辺をさぐる。奇想天外な楽しい冒険の中に、現代にも通ずる「人を傷つけることば」の恐ろしさと悲しみもまた描かれる。
こちらはこのホームページに載せる分。
「水の王子」シリーズ第五冊の発売です。紙本、電子書籍、どちらでもどうぞ。
一応、第四冊からの続編ですが、これだけ読んでも大丈夫です。日本神話でおなじみの神さまたちが、農業や漁業にいそしんでのどかに暮らすナカツクニの村と、そこに出入りする天上のタカマガハラのエリート集団の日常生活や旅や冒険の物語。特に第四冊で活躍したアメノワカヒコとうり二つのタカヒコが、ワカヒコになりすまして、クラド王の支配する優雅な町の秘密を探る「丘なのに」は、現代にも通じる「ことばの力」の話でもあります。
もうちょっと詳しい内容は、こちらです。
第五冊 畑より・町で・丘なのに
正義の国タカマガハラと悪の国ヨモツクニの長い戦いを事実上終わらせた、タカマガハラの元将軍アメノワカヒコの孤独で壮絶な戦いと、その死後の毀誉褒貶を通じて、無責任で無神経なことばがどれだけ人を傷つけ世界を汚すかを、ある美しい町の悲劇を通して描く。アメノワカヒコと外見がそっくりのタカマガハラの戦士タカヒコが活躍する「丘なのに」と、その序章「町で」、他にナカツクニの村の平和な日常を描いた短編「畑より」を収録。
あと二冊で、「水の王子」シリーズ全七冊は完結です。そのあと、ひきつづき「グラディエーターによせて(仮題)」シリーズの開始。これは全八冊の予定。原稿はもう完成しているので、年内には何冊か発売できると思うのですが、どうなることやら。というか、どこまで続くぬかるみぞ。
第五冊の表紙に使ったイラストをあげておきますね。上から、ウズメ、ワカヒコ、名もない老女(笑)。お見知りおきを。
裏表紙は極彩色の変な鳥ウガヤです。恐れ多くもウガヤフキアエズノミコトって神さまからお名前をいただいてます。けっこう活躍しますから、失礼の段はお許しいただきたいです。