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ここに来てちょっと足踏み

「水の王子」シリーズ第五冊「畑より・町で・丘なのに」、電子書籍はもう発売してるのだけど、紙本の試供品が、表紙の色が薄すぎて修正を依頼しなくちゃならなそう。ほんともう、本一冊作るのって、楽しいけれど大変だなあ。有能な担当者がいて意思疎通ができすぎていて、なおいろいろと手直しが入る。まあ、ぜいたくと言えばそうなのかも。

きれいな本になりそうなんだけどなあ。あと一息です。どうぞお楽しみに。

ついでに並行して進めている「グラディエーター」シリーズも、全体の総タイトルと、各冊のタイトルが、一応決まりました。まあ、まだ変えるかもしれないけど、一応ご報告しておきます。

総タイトル 「砂と手 ーひとつの映画にまつわってー」

第一冊 ローマ(山賊物語 雨の歌 日没まで 象が眠る村 美しい日々)
 第二冊 戦友(冬空 夜の歌)
 第三冊 皇女(海の歌)
 第四冊 アフリカ(呪文 鎖の解ける朝 その一夜)
 第五冊 コロセウム(沼の伝説 狼と将軍 マキシマス日和)
 第六冊 家(大切な友だち 晩春 騒がしい朝食 街道風景)
 第七冊 季節(春、爛漫 マルクスくんの夏休み日記 双子がいた!)
 第八冊 予言(アカデミアにて コモ君の嫌味 二人の過去)

カッコ内は収録作品。なお、全部、こちらで見られます

今、作品によってイラストが少ない分を調整して補充しています。もう原稿は全部担当者に送ってあるし、この仕事は一段落と考えて、あまり時間をとらないように気をつけてはいるのですが、下手なイラストでも描いてると、それなりに楽しいし、でたらめに色を塗ってると心が落ち着く。ううん、高齢者や認知症の人に、塗り絵をさせるのはこういう効果があるからなのかと、ちょっと納得しています(笑)。これは一番最近描いた、グラックスの屋敷とローマの町。どこがやねんとか、言わないで下さい(笑)。時代考証してないわけでもないけれど、結局はほとんどイメージで描いてるし。

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カツジ猫