いたずらっ子列伝・2(水の王子覚書26)
知ってる方も多いでしょうが、ミズハは古事記では尿から生まれた水の神さまで、彼女をかわいがって母親代わりになるハニヤス(私の小説では、です)は大便から生まれた土の神さまです。こんなものから生まれた神さままで作るところが、古事記の立派なところですが、昔はきっと大小便も肥料として貴重だったのでしょうね。私の子どものころは、畑でも下肥として使っていたし、江戸時代では農家の人がお金を出して町のトイレを肥料として汲み取っています。
さてと、もともとあまり、いたずらっ子が好きでもなかった私ですから、とっさに思い出す文学と言っても少ないのですが、とりあえず思い浮かんだのは次のような作品でした。
オールドリッチの「わんぱく少年」。ただしこれは例外的に愛読書でした。
「ジャンニーノのいたずら日記」。これは逆にたいそう苦手でした。
有名な「ピノキオ」。
わんぱく娘ナンが登場する「若草物語」の続編。
「赤毛のアン」はアン本人も問題児ですが、続編ではデイビー・キースとジェラルド&ジェラルディンの双子がいます。
まだあったかな。とりあえず、こういう作品を再読して、いたずらっ子には、どういうタイプがあるのか、周囲の大人はどうやって対応しているか、などを見てみようと思いました。
あらためて読むと、それぞれ、まるでちがっていて、なかなか楽しかったです。次回から少しずつ説明して行きます。(いったい、いつ終わるんだ?)
下は紙本の人物紹介用に準備しているイラスト各種。上から、スサノオ(アマテラスを迷わせていた若い頃の)、ニニギ、タカヒコネ、アメノワカヒコ。詳しくはこのブログに連載した「渚なら」など、ごらん下さい。