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何ともなつかしい

ネットをぶらついていたら、ラッセル・クロウの若い時の映画の一部が紹介されていました。「ハマー・アウト」という映画の冒頭です。

全裸で馬に乗って遊んでる、なつかしい映像です。実は小品ながらとてもしっとりした文芸作品のようないい映画です。私が彼にはまったのは、ほぼ無名のときから、いつも選ぶ映画が良質でまともで、しっかりした作品だったことへの尊敬もありました。いや、若いころに、とんでもない映画に出てしまってる名優も、それはそれで好きですけれど(笑)。

これは、その後のいろんな映画でもよくわかる、彼の馬の扱い方のうまさもよくわかる映像です。まさに人馬一体で、どんな映画でもいつも安心して見ていられました。

今日は「砂と手」の紙本が届く日で、そろそろご無沙汰しっぱなしの友人知人に「水の王子」全巻ともに、送りつけて、本棚を少し空けなければ、にっちもさっちも行かなくなりそう。

ところで、「砂と手」シリーズの試作品の表紙の色が変だったのを、私が想定担当者のdynamislifeさんに嘆いて、「そんなに複雑なデザインでもないのに、どうしてこんなミスが」と言ったら彼は、「いやでも『水の王子』に比べると、濃淡があったりして、けっこう難しいのかもですよ」と言いました。
 たしかにそうかもしれません。

前の失敗作の試供品(「アフリカ」は表紙の色の出方が変、「コロセウム」は中のタイトルに、こっちのミスが一ヶ所あって)は、中身はほぼ問題ないので、誰かにさしあげてもいいのですが、それも申し訳なく、さりとて処分するのも可愛そうで、この作品の制作過程の一資料としてとっておくことに決めました。

ただし、私が鳩時計文庫や金時計文庫のいろんなシリーズの表紙の色その他を可能な限り変えるのは、後で整理する時に区別がつけやすく、見分けやすくするためもあります。
 なので、この失敗作をそのまま保存していては、ちゃんとした本とまぎれて、どんな手違いが起こるかわからず、気にするだけでもストレスです。

それで、とりあえず裏表の表紙と背表紙に、かわいいシールを張りまくってすぐに区別がつくようにしました。欠陥お札とかと同じように、いつか稀少価値で、とんでもない値段がつくかな。いやーまさか(笑)。

うーん、でもシールがしっくり溶け込みすぎて、いまいち目立たない気もするな。もっとどぎつい、大きな何かを貼っつけたほうがよかったんだろうか(笑)。

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