映画「グラディエーター」の続編!?
えっ、映画「グラディエーター」の続編を前と同じリドリー・スコット監督が制作して、今年の11月15日には公開されるの!?
公式ページもできているし、まちがいないと思うけど、寝耳に水のうれしい驚き。
2000年に公開されたとき、私ははまりまくって、ファンサイトで大勢の方と交流し、勢い余って、かなりな数の二次創作まで書いちゃった。このホームページにもすべて公開しています。
いつかは自費出版でもしたいと思いつつ、著作権って二次創作の場合どうなるんだろうかとか、金も時間もなさすぎるしとか、いろいろ迷って、そのままにしていた。
でも、ある意味、私の二次創作とはちがう続編が公開されそうなことでもあり、別の作品として成立しているということで、今回、ほぼすべて、電子書籍と紙本で出版してみようかと思っている。
とは言え、まずは「水の王子」12巻7冊の完成を目指さなければ。
実はもう5冊目がほぼしあがっていて、後の2冊も年内には出版の予定。これもまあ、「古事記」の二次創作みたいなものだし、それ言うなら、二次創作でない古典なんて、めったにないと言ってもいいからなあ。
それが完成した後、どうしようかと思っていたところもあって、「グラディエーター」シリーズで続けられればちょうどいい。もちろん、本来の国文学の研究もやるけれど。
しかし、さしあたり、このホームページで全部読めるものを、あらためて出版するからには、何か新しいサービスをつけ加えないと。というわけで、次の3つを計画している。
1)「水の王子」とはまたちがった雰囲気で、またイラストの挿絵をつけ加える。(それサービスになるんかいな。笑)
2)もう何年も(十年ぐらい?)中断していた「アカデミアにて」を完成させる。(どんなかたちになるかは知らんけど。笑)
3)「二人の過去」「砂嵐」「残照」は、あまり出来がよくないので、加筆修正して加えるか、もう収録しない。(でもあきらめの悪い私は、何とかして修正収録しそうな気がする。笑)
ところが、字数を計算したら、まあ私も研究や公務で一番忙しい時期だったはずなのに、恐ろしいほどの量を書いていて、「水の王子」の紙本の厚さと同じぐらいに(つまり、ぎりぎりのページ数の多さに)するとしても、何と7冊分になるのよ。
ちなみに各冊の内容は、次の通り。
1 山賊物語 雨の歌 日没まで 象が眠る村 夜の歌 美しい日々 (210P)
2 冬空 狼と将軍 (186P) ※残照?
3 海の歌 (221P)
4 呪文 マルクス君の夏休み (212P)
5 マキシマス日和 その一夜 騒がしい朝食 (210P)
6 街道風景 大切な友だち 晩春 アカデミアにて (134P)
7 沼の伝説 春、爛漫 双子がいた! (178P) ※砂嵐?
まだもちろん挿絵は入っていませんが、これらの作品は皆、このホームページで読めます。まえがきやあとがき、作者のおしゃべりは出版時にはカットするでしょうから、こちらで楽しまれて下さいませ。
挿絵を描く準備で、ちらちら読み直しているのですが、いやー、手前味噌でお恥ずかしいですけど、「水の王子」とはまたちがった意味で面白いですよー(笑)。短編も超長編もありますけど、第一冊の短編あたりから読んで行かれたらいいかもしれない。映画の原作をごらんになっていなくても、多分楽しめると思います。個々の作品についてのお話も、これからぼちぼちして行きますので。
まだイラストは描いていないので、さしあたりは、芦雪さんの描いた虎の絵を。コロセウムで虎が何頭も登場するんですよ、あの映画。