スセリのイラスト(水の王子覚書32)
私が趣味で書いてる小説「水の王子」シリーズの、オオクニヌシの妻スセリの中年以後の顔が、なかなか描けなくて、いつも少女のままだったり、過度に老けさせてしまったりで、ずうっと不完全燃焼というか欲求不満だったのですけど、このごろようやく、これならまあまあというのが二枚ほど描けたので、アップしておきます。でも、まだまだかなあ。今の私には、こんなところが限界のようで。
いつまでも少女のようで、厳しくて、優しくて、どうかすると過激で、夢見がちで、清らかで、自分では気づいてないけど、ほのかに色っぽくもある。殉教者や聖女や革命家の面影もあり、常識にとらわれず、現実に縛られない。「水の王子」のスセリって、単純なようで本当にややこしい、やっかいな人です。特に私の未熟きわまる腕で、絵にしようとすると。
上は元気な時、下はちょっと疲れている時、なのかな。自分でもよくわかりませんが(笑)。
なお、電子書籍と紙本で発売予定の「畑より/町で/丘なのに」の三部作一冊も、原稿がほぼ完成して、ものすごーくうまく行けば今月中…は厳しいかな、でも遅くとも八月中には出版できると思います。どうぞ、お楽しみに!
それから中断していた「いたずらっ子列伝」も、そろそろ再開して、しめくくらねば。こちらも、ちょっとだけ(笑)、ご期待下さい。