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「古典文学講義A」連絡用掲示板(4・最終)

11月13日の補充分

最終プレゼンの講評

全員が短時間の間によくテーマに取り組んでいて、発表も真剣で充実したものだった。
複数のテーマからの選択だったが、「夕焼け」の詩の授業計画、「花咲かじいさん」についての調査、「さかなよ、さかな」の伝承についての調査、「情けあるおのこ」の実例と考察、ヒーローたちの描かれ方、など、多彩な内容が選ばれていたのもよかった。

授業計画については、テキスト全体が資料のようなものなので、独自の見解を示すのは難しかったと思う。工夫はされていて、がんばっていたが、教育学の授業ではなく、古典文学の授業であることを思えば、もっと大胆かつ非常識にはじけた構想をめざしてもよかったかもしれない。

「花咲かじいさん」は授業中のミニプレゼンで各自の述べたあらすじや見解が異なっていたことから、興味を持ってテーマに選んだ人が多く、同テーマで複数のプレゼンとなった。しかし、それぞれが独自の方面からリサーチをしており、重複した部分は少なく、民俗学、地域での差、歴史上の変化など、さまざまな点からの深まりがあり、聞いている者も満足していた。

「さかなよ、さかな」は資料や情報が少ない中、よく調査して興味ある内容となっており、新たな問題点も多く浮かび上がって、刺激的だった。手がかりが少ないと判断して途中からグリム童話の調査に切り替えた人も手法としては悪くない。

「情けあるおのこ」についての例も、重複はなく、各自が興味を持った対象をあげて、独自の見解を示しつつ、ていねいに考察していた。

「ヒーローたちの描かれ方」についても、「エヴァ」の主人公のあり方や、最近のアニメの中の昔ながらの「悩まないヒーロー」の登場など、鋭い指摘が多かった。

私個人としても、「花咲かじいさん」の合巻があること、「灰をまく」行為と焼畑農業の関わり、「さかなよ、さかな」の伝承の経緯、アニメの内容などなど、貴重な情報を多く得ることができて有意義だった。

成績評価について

今回は授業計画を作ったのが、コロナ大流行の時期である上に、私自身の体調がすぐれなかったこともあって、万一授業を中止してもオンラインで継続し、かつ毎回の授業でのミニプレゼンを重ねて部分点とし、成績を出せるようにと配慮した。そのため、従来とは大きく異る形式となり、毎時間、全員が意見発表するという、初めての試みを行うこととなった。
比較的少人数の授業だったから可能だったとは言え、全員がこの事態に積極的に参加し、対応してくれたことに感謝する。
その結果、成績評価は全員がかなり高いものとなっている。これは決して甘い採点ではなく、各自の前向きで真剣な姿勢が生んだ結果である。またこのような形式の授業をするかは未定だが、いずれにせよ、決して「楽に単位が取れる」「採点が甘い」などという噂を流さないように。今回のような結果がまた出るという保障はどこにもない。

レポートの公開についてのお願い

もし今回と同様の形式で授業をし、テーマを与えて選択してもらうことになった場合、少なくとも「花咲かじいさん」と「さかなよ、さかな」のテーマについては、今回の最終プレゼンの発表内容を踏まえた上での資料収集や調査をすることを前提としたい。そのため、この二つのテーマで今回発表した人の資料は、全文をこの「連絡板」に公開したいので、ぜひご了承願いたい。私としては実名も記したいが、さしあたりはペンネームで記することとする。(なお、この「協力者列伝」コーナーを見ればわかるように、これまでの講義のレポートもすでにほとんどは、紹介し公開している。)
これとは別に、電子書籍で「情けあるおのこ」を発売し、授業報告もつけ加えたいので、各自の発表内容を全文または一部分、引用することがあることを、お許し願いたい。これもペンネームを使用する。すでに授業中に許可を求め、不都合がある人は申し出るよう伝えているが、あらためて、断りたい人は連絡していただきたい。

しょうもないご連絡

最後に、しょうもないご連絡を。私は毎年年賀状に、自分で絵を描いて色もつけるのだが、その練習で使った普通のはがきを、最終時間に全員に前倒しの年賀状もどきとしてさしあげた。ひょっと早めに帰ったりして、もらってなくて、ほしい人がいたら、メールで住所を教えてくれれば送ります。
ただし、私に賀状は出さなくていいです。毎年、数を減らして行っているので、いただいてもお返事はさしあげられそうにありません。

以上、簡単ですが、最後のご連絡です。何か疑問や質問があれば、またメールして下さい。

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カツジ猫