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「国文学史」連絡用掲示板(1)

集中講義が始まるので、開設します。
緊急連絡もありますので、受講生の皆さんは、できれば毎日チェックしておいて下さい。

授業で連句の実習をします。配布資料の続きはこちらで見られるので、参考にして下さい。

なお、こういうのは本当は一番いけないのですが、詠む句が思いつかない人は、この二つを詠んで下さい。出席確認代わりです。

「さしあたり私はこれで大丈夫」(575のとき)
 「そのうちきっといいことがある」(77のとき)

よろしくお願いします。詳しくは授業で。(2021.11.23.)

11月23日の補充分

とりあえず、「ホテル・ルワンダ」の予告編こちらは字幕がないけど長めです。
これも映画の背景の参考になるかもね。

大田洋子『屍の街』はこちら。私の「食事の前には読めない本」にも、ちょっと出ています。この本は文学について大事なことを書いていますが、汚い、恐い描写が多いので、閲覧注意。

「イーリアス」「オデュセイア」は、こちら。でも、子ども向けのサトクリフのこの本や、この本の方が読みやすいかも。

『時の娘』はこちら

日本武尊の絵は、持っているけど、見つからないので、さがしておきます。

連句の実習試運転

連句の実習をしてみました。規則を全部無視して、「前の人の句につけて、場面を転換させる」ということだけを条件にやって見たのですが、まったくいきなりのぶっつけ本番の初めてにしては、受講生はみな上手で、びっくりしました。俳句のサークルにいた人が、発句を詠んでくれました。初の折と言われる最初の十八句まで行けました。
 詠めなかった人も皆最後まで熱心に考えてくれて、私のパス用の句を使った人はいませんでした。

作者はペンネームで紹介しておきます。

発句 ココア練る祖母の背中と夜学かな  あけび
脇 今思い出す甘い思い出  板坂
第三 映画館キャラメル味のポップコーン  あんず
  彼とのデートで重なる手と手  メロン
  夕暮れに白い砂浜波の音  やまもも
  裸足でかけた幼きあの日  ゆず(ここまで初の表)
  運動会友と並んで一等賞  パイナップル
  暑い陽射しに練習した日  いちご
  手も足も真っ黒にして書く書道  スターフルーツ
  心動いてシャッターを押す  さくらんぼ
  鮮やかな紅葉にひかれカメラとる  ライチ
  おいしそうなおいもの匂い  アプリコット
  好きなのは母の特製栗ごはん  マンゴー
  帰省するたびねだる手料理  やまもも
  窓開けてながめる景色田舎道  ゆず
  友と歩いたなつかしき日々  メロン(ここまで初の裏)

二番目の句を脇、三番目の句を第三、最後の句を挙句と言います。あとは皆「平句」。

執筆(記録係)  かりん
 パスした人  かき、アボカド、バナナ、ココナッツ、なつみかん、の皆さん 

いやもう、冗談抜きに初めてでここまでやれるのって、すごいです。
それから、こういうのは向き不向きがあるので、詠めなくても絶対に気にしないように。参加しているだけで、点数にはなっています。

本日の連絡は以上。おやすみなさい(笑)。

見つかりましたよ

日本武尊の連歌の起源の伝説の絵が、小堀鞆音の画集に入っていたので、アップしておきます。なかなかきれいです。

次回の連句実習

次回の連句の実習では、執筆(記録係)を三人に増やそうと思っています。

一人は前回同様に、黒板に清書する係です。
あとのお二人はいっしょに相談しながらでいいから、

「そろそろ月を出して下さい」
「そろそろ花を出して下さい」
「冬の句は、あと二つまでです」
「夏の句は、あと二つまでです」
「秋の句は、あと二つ続けて下さい」「四つでやめて下さい」
「春の句は、あと二つ続けて下さい」「四つでやめて下さい」

と皆に注意する係です。

まちがってもかまいません。
他の皆も従わなくてもかまいません(笑)。
あくまでも練習です。

これは、「月」の句と「花」の句を出す場所が決まっているのと(私はめんどうなので、授業でやる時は、二番目の初裏八句目の「月」は無視します。五句目の「月」、十一句目の「花」、十一句目の「月」、五句目の「花」の四つだけでいいことにしています)、
春と秋の句は3~5句、夏と冬の句は1~3句続けると決まっているからです。

春夏秋冬の句は「季語」で決まります。これも、適当でいいです。季語がないのは「雑(ぞう)の句と言います。

詳しくはまた説明します。

大変な仕事なので、やって下さった方には、参加したのに加えて、さらに点をさしあげます。参加点も執筆点もまだ正確には決めていませんが、こまめに点をかせいでおくなら、ぜひ挑戦してみて下さい。

執筆をやりたいという希望者がいたら、「お手紙」欄からメール下さい。一応、早いもの勝ちにしておきます。

※以下は、ここを見た受講生以外の方へのお断りです。
連句のちゃんとした会はいろいろやられているはずですが、そういうところでは、こういうやり方が正しいかどうかはわかりません(多分ちがう)。あくまで授業で慣れてもらいやすいように考えてやっていますので、何とぞご了承ください。あまりにも目に余ったら「お手紙」欄からメール下さい。(11月26日)

長くなったので、(2)に移ります。以後の連絡はそちらで。

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カツジ猫