1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 協力者列伝
  4. 発表資料(16)

発表資料(16)

まぐろ、ぶり、しゃちさん

 

冬の朝 おにぎり片手に 登る坂     まぐろ

(①朝ごはんを食べる時間がなく,おにぎりを片手に持って学校に向かっている)

 

寒さに耐える 白菜の葉だ     ぶり

(①冬の寒さに耐え忍び甘くなる白菜)

(②歩きながら周囲を見渡し,寒さに耐えながら育つ白菜を見つける)

 

目覚めれば 鶯の音が鳴り響く     シャチ

(①朝目が覚めたら鶯の鳴き声が聞こえてくる)

(②寒さを耐え忍んで春になると鶯の鳴き声が聞こえてくる)

 

命を燃やす ツクツクボウシ     まぐろ

(①あと何日かで尽きてしまう命。力の限り叫んでいる蝉)

(②この前までは春だったのに、あっという間に夏になってしまった)

 

ぱっと見る その瞬間に 散る花火     ぶり

(①花火は壮大できれいだけれど,儚い美しさも兼ねている)

(②蝉も元気に泣いていた日の暑い夏の夜,お祭りにて,蝉の一生のように一瞬で消える花火)

 

幼い手から 離れる蛍     シャチ

(①夏の夜、幼い男の子が蛍を両手で捕まえてそっと手を開く)

(②花火も蛍も綺麗な輝きを見せるのは一瞬)

 

西の空 一羽の鷹よ どこへ行く     まぐろ

(①夕日に向かって飛んで行った一羽の鷹は,どこへ行くのかな?)

(②幼子の手から綿毛が飛んでいき、そちらを見ると一羽の鷹が飛んでいた)

 

夕日に包まれ 手を引く親子     ぶり

(①学校での出来事を楽しそうに話しながら買い物袋をいっしょにもって帰る親子)

(②夕方の空に孤独で飛んでいる鷹に対して一組の親子が買い物から手を繋いで並んで帰っている)

 

なつかしき 故郷の万緑 今もなお     シャチ

(①故郷を思い出すと鮮やかな山の景色が頭の中一面に浮かんできた)

(②手を引く親子の様子を見て両親のことを思うと、懐かしい故郷の様子も浮かんでくる)

 

君の横顔 どこかさみしく     まぐろ

(①結婚をして嫁いできた嫁の顔はどこかさみしげだった)

(②懐かしい故郷に戻ってきた僕の横に、寂しい顔をした嫁がいた)

 

桜咲く 季節に心 揺らぎ出す     ぶり

(①桜が咲くころは,別れの季節で気になる人への気持ちが揺らぐ様子)

(②卒業の季節に好きだった人のことを思いだして,自分の気持ちを伝えるか否か,悩んでしまう)

 

あなたの瞳に 問いかけてみる     シャチ

(①相手の気持ちが知りたくて,その人の瞳をじっと見つめている)

(②もうすぐ遠くの街に行くと分かっているけれど、それでも今の気持ちを聞きたい)

 

つかみたい 車の窓から 手をのばす     まぐろ

(①星をつかみたくて山を登る車の窓から手をのばしている)

(②好きな人の目を見つめていたが、恥ずかしくなって窓を開け、星を掴もうとしている)

 

晴れ間がさして 空は彩る     ぶり

(①空をみていると太陽が出てきて空が色を帯びて輝きだしている)

(②車の窓を開けると,外のからりとした空気が入り込み,空を見ると曇り空から晴れ間が見えている)

 

雪だるま ふわりと溶けて 消えていく     シャチ

(①小さい子によって作られた大きな雪だるまがふわりとなくなっていく)

(②昨日作った雪だるまが、翌日の晴れ間で少しずつ溶けていく)

 

氷を散らして トリプルアクセル     まぐろ

(①浅田真央さんのダイナミックで美しいトリプルアクセルに感動している)

(②こどもが雪だるまを作っている横で、大人がトリプルアクセルを披露している)

 

大歓声 響き渡るよ 会場に     ぶり

(①選手の成功に会場全体が湧きあがり盛んである)

(②スケート選手の華麗なトリプルアクセルに会場全体が感動を引き起こしている)

 

汗と涙の 優勝トロフィー      シャチ

(①大会で優勝して感動に満ち溢れている)

(②優勝して会場全体が湧きあがるほどの喜びと感動で心が満たされている)

 

雨音と 時計の音のみ 響く部屋     まぐろ

(①雨の日に部屋で一人座っていると雨音と時計の音しか聞こえない)

(②優勝トロフィーを眺めながら静かな部屋で思い出にふけっている)

 

あちらを見ると 猫が振り向く     ぶり

(①ただ一人でぼーっとしていりと,飼い猫だけが自分の方をみて何か言いたげにしている)

(②雨の降る日に静かな部屋で思い更けていると、飼い猫が振り向いて何か言いたげにしている)

 

秋刀魚焼く 初めて使う このグリル     シャチ

(①一人暮らしを始めて、一度も使ったことのないグリルで秋刀魚を焼こうとしている)

(②猫に見つめられながら台所で秋刀魚を焼く)

 

スタミナつけて いざ山登り     まぐろ

(①いっぱい食べて山登りをするぞ!と意気込んでいる)

(②さんまを食べて活力をつけて、山登りに行こうとしている)

 

筋トレを 無駄にはしないよ プロテイン     ぶり

(①運動してせっかくつけようとしている筋肉をしっかりつけよう)

(②山登りやジョギングなど自分の筋肉を鍛え上げた後に,仕上げとしてプロテインを飲むことで付けたい筋肉を無駄にしない)

 

神様お願い 今度こそ      シャチ

(①今度こそ痩せたいという強い願い)

(②やっとプロテインも買ったから本気で痩せたい)

 

教会の ステンドグラスに 照らされて      まぐろ

(①ステンドグラスの光が虹色に輝いている)

(②教会で神様にお祈りをしていると、ステンドグラスに太陽の光が当たって輝いていた)

 

包み込まれる 二人の愛情     ぶり

(①カップルならではの空気感が漂っている)

(②クリスマスにカップルが教会で寄り添ってこれからの二人の未来の話をしている)

 

肉汁と 野菜たっぷり ハンバーグ     シャチ

(①親が作ってくれる愛情たっぷりのハンバーグ)

(②愛情に包まれている二人を見て、母の愛情のこもったハンバーグを思い出す)

 

よいしょよいしょと 登る芋虫      まぐろ

(①壁を芋虫が一生懸命登っている)

(②二人でハンバーグを食べようとしたら、部屋の壁を芋虫が登っていて驚いている)

 

小さくも 大きく羽ばたく アゲハ蝶     ぶり

(①昆虫とはいえ,一生懸命に羽を動かしている様子が胸を打つ)

(②芋虫が育ち、やっと空を飛べるようになり自由な蝶)

 

明日への期待 眩しい晴天     シャチ

(①空が輝いていて明日も頑張ろうと思った)

(②アゲハ蝶を目で追っていたら、あまりにも綺麗な晴天だ)

 

体良し 日傘の下の 顔みせて     まぐろ

(①スタイル抜群の女の人の後ろを歩いている、どんな顔なのかな)

(②晴れた日に日傘をさして歩いている女の人の顔が気になっている様子)

 

ひまわり咲いて プール開きだ     ぶり

(①熱い夏の中でも,心が嬉しくなるような出来事で夏を楽しみたい様子)

(②日差しが強い日にひまわりが元気に咲いている中,プール開きを楽しみにしていたため,体も絶好調である)

 

足止まる 輝く香りの 金木犀     シャチ

(①思わず足を止めてしまいたくなるくらい金木犀の香りに惹かれた)

(②あの頃はひまわりが咲いていたのにいつの間にか金木犀が咲いている)

 

ポニーテールと 朝ばんだシャツ      まぐろ

(①女子高生がポニーテールを揺らしながら、海辺を走っている、少し汗をかいているようだ)

(②金木犀の香りをまとった少女が海辺を颯爽と走り抜けていった)

 

疲れてる 体に染みる 炭酸水     ぶり

(①体を動かした後の炭酸水が疲れをとばす)

(②ポニーテールをきつくしばり,頑張ったテニスの部活の後に,仲間で炭酸水を片手に練習後話をし,疲れを吹き飛ばしている)

 

何だか眩しい 希望の光     シャチ

(①無数の気泡がキラキラと輝いていて、未来への希望を抱いた)

(②炭酸水を見つめていたら無数の気泡が何故かとても輝いて見える)

Twitter Facebook
カツジ猫