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2026年度後期集中講義用掲示板(1)

コロナ化の中で、なかばオンライン授業をするために作ったものです。
 現在ではあまり使用していませんが、一応の連絡用に開設します。
 受講生の皆さんは、数日に一度程度は参照するようにしておいて下さい。

第一時限の予定です。

教科書販売(500円)

ペンネーム決定
  (この掲示板等での連絡用です。)

海賊、飛行士、予言者、灯台守、虚無僧、旅行家、歌手、コック、運転手、スパイ、窓ふき、野良猫、魔術師、パティシエ、カメラマン、侍女、警官、力士、記者、科学者、郵便配達、詩人、刑事、

以上の23人はメールを24日現在、確認しました。以後は何かあれば、そこから連絡して下さい。

まだ選んでいない人は、以下の、使われていない中からひとつ選んで、メールで知らせて下さい。

 画家 農夫 医師 大工 役人 大臣 技師 猟師 デザイナー 船長 神官 

 

授業に関する諸注意

飲食は自由。出入りも自由。ただし他の授業では通用しない。

単位はレポートで与える。毎回小レポートを提出する。

諸連絡は人文事務室に。また、ホームページ「いたさかランド」の「お手紙」欄からメールしてもよい。

テキストは必ず所有すること。

採点基準はいずれ通知。例年、基準を守らなかった一定数は落ちている。楽勝ではない。

重要!!

「国文学史」は、国文学概論が「履修済み」が履修条件になっています。

これは、ちゃんと守っていただかないといけません。

なお、「履修済み」は、国文学概論の成績が不可の場合も「履修済み」です。

「未受験」「無資格」は「履修済み」にはなりません。 

(1)仮に、「国文学史」の単位を修得しても、国文学概論で履修を絶対に拒否される。

(2)あとになって、国文学概論が「履修済み」でないことに気付いたら、成績は(どんなにできがよかろうが)「無資格」になる。

(3)とにかく、ルールを厳守。ルールを守らない学生は、ダメ。

この3点をご理解下さい。

これらのルールを無視したら、担任(指導教員)の先生も、不適切な履修指導(どの課程の学生であろうと、履修指導を受けるはず)、強引な履修、ということで、責任を問われます。

充分に気をつけて下さい。

 

第一回(第一、第二時限)の講義概要

 文学史について
  分類と定義について

①文学史は辞書と同様、人間が作ったもので、変化するもの。皆さんたちが変化させるかもしれない。常に暫定的で流動的。不変のものを暗記するという意識ではなく、常に点検し、疑問を抱き、提案し、新しいものを作る心がけで。それはどの学問にも、学問以外にもあてはまる。

②特に時代区分は、その枠組みで人物や作品をとらえてしまうことに注意。江戸時代初期の人は末期の人よりも中世の人に近い。末期の人は初期の人より明治期の人に近い。また政治体制が変わったとたんに一気に世の中や文化がすべて変わるものではない。年表の色分けだけでものごとを考えてしまわないこと。

 ジョセフィン・テイ「時の娘」(創元推理文庫)

 丸谷才一「日本文学史早わかり」(講談社)

 ジャック・ル=ゴフ「時代区分は本当に必要か?」(藤原書店)

※時代区分の発生、近代主義、グローバリズム 「世の中はよくなっているのか?」

③文学史の用語と当時の使われ方には、ずれがある。浮世草子、黄表紙などの名称。現代でのラノベ、劇画、ネトウヨ、フェミなどの名称にも通ずる。

④現実は学問上の用語より、あいまいでグラディエーション。辞書の説明も同様。心せよ。

第二回(第三、第四時限)の講義内容   

(1)テキストの第三夜から第五夜まで(第二夜はあと回しにする)

韻文学の歴史
 連句の作り方
 芭蕉について

かなり内容が多いので、もしかしたら残すかもしれない。
あるいは一部を次回に詳しく説明するかもしれない。

韻文学は、和歌~連歌~俳諧(=連句)~川柳(=雑俳)の順に発展?する。
 それは、「より作りやすい、気軽に参加できるものへ」という流れである。

芭蕉は地味な作家ではない。むしろ派手な作家である。
 代表は後にまとめられた「七部集」。
 その最初のころは、「わび、さび」で、最後のころは「軽み」。

「わび、さび」は、その直前にはやっていた、談林派の名残り。漢文調で、ドラマティックで、カッコいい。(わび、さび、と言っても、地味や渋いのとは、ちがう。むしろ逆。)
 「軽み」は、日常生活っぽくて、庶民的で、のどか。 

俳諧(=連句)には、いろんな形式があるが、芭蕉たちがよく作ったのは36句で完成する「歌仙」という形式。これを数人以上で合作する。一人で作ってもいい。要するに何人でもいい。芭蕉たちは2~5、6人で作っていることが多い。

(2)年号を入れた江戸文学史の概要のプリントを配布。テキストの一部として大切に保存しておくこと。できれば、貼り付けておくこと。

(3)小レポート課題

芭蕉の「わび、さび」調と「軽み」調のどちらが好きか。(資料プリント配布)

作ってみたい人は俳諧(=連句)を作ってみる。

最終レポートテーマ(好きなのを一つ選ぶ)

◯授業やテキストで取り上げた作品や作家について書かれた論文を一つ選び、私の見解と比べて、どこが同じかちがうかを指摘する。その上で、自分はどちらが正しいと思うかを理由を付して述べる。

◯上田秋成「雨月物語」、井原西鶴「本朝廿不幸」を読んで(どちらも短編集)、収録された短編を好きな順位に並べ、その理由を記す。作品はどれか一つでよい。また、原文でなくても現代語訳や子どもの本や漫画で読んでもいい。

◯歌仙(=連句)を作ってみる。複数で合作してもよいが、単位は代表者一人のみに与える。

◯テキスト60ページのコラム「気になる範頼」を読んで、平範頼についての資料を探して考察する。

◯黄表紙を自分で書いてみる。

◯「偐紫田舎源氏」と「源氏物語」の一部分を比較し、どこがちがうか考える。

※授業中に適宜追加するかもしれません。また、これ以外に自分でとりあげたいテーマがあれば、申し出てくれれば検討して多分許可します。

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カツジ猫