「かしおぺあ」の見方

気のせいかしら、震災の記事が少なすぎるような気がする。新聞もネットもラジオも。テレビはどうなんだろうか。

どうせ朝から夜中まで、いやっというほど震災の話ばかりなんだろうと覚悟していたのだが、こんなにあっさりだと逆に変な気がする。
まだ八年だぞ。阪神淡路大震災とか、御巣鷹山の墜落事故とか、もっと長いことやっていなかったっけか。今でもやっていないっけ。

はるみさんのツイッターが、「前向きで立ち直っている被災者の方ばかり紹介している」と指摘しているが、まだまだ被災地の問題は山積で、復興は少しも進んでいない。とりわけ原発の問題が汚染土をはじめ、深刻な状況を生みつづけている。

この現実を見せたくないのか。思い出させたくないのか。政府とマスコミは。
そんな「忖度」さえ、したくなる。
原発の再稼働をするのにも、あの災害の記憶がよみがえるのはまずいんじゃないんだろうか。ひょっとして。

沖縄を切り捨て、福島を切り捨て、弱者を切り捨て、政府はどこをめざしているのだ。

ところで、「研究の沼」にアップした、黄表紙の翻刻「かしおぺあ」ですが、PDFの画面、見開きで見ようと思ったら、

○画面左上の＜＜のところをクリックして下さい。カーソルをおいたら「ツール」と出るところです。

○一番下の「奇数ページを見開きにする」をクリックして下さい。

これで、見開きで読めるようになります。もとの本と同じかたちです。