あおんわおん（カツジ猫）

みなさん、こんにちわ

ちょっとまえのことになりますが、
ばんごはんのときに、かいぬしが、わけてくれたおさしみを、
ぼくは、たべませんでした。

とくにりゆうはなかったけど、そのとき、ほしくなかったので、
おさらのはしに、おいてもらっても、よこをむいて、しらんかおで、
ねにいきました。

かいぬしは、そのひ、すごくつかれて、あつくて、
はやくかえりたかったのに、まわりみちをして、よろよろしながら、
ぼくにわけてやれる、おさしみを、かってかえったらしいです。

それで、すっかり、がっかりして、
まだそのことを、ねにもっていて、
そのひからずっと、ごはんのときに、なにかないかと、ぼくがちかづいても、
しらんかおをして、なにもくれません。

いちおう、どらいふーどと、おやつの「ちゅーる」はくれるけど、
それもなんだか、そっけなくて、
こえもかけずに、おさらをぽんとおくだけだし、
ぼくがないても、あまりへんじをしてくれません。
　「どーせ、ほしくないんでしょ。
もう、おまえのために、くろうするのは、あきたのよ」と、
よそをむいて、いっています。

ぼくも、なんだか、はらがたつから、
おにわにでたり、ひとりでねたりして、
あまり、くっつかないようにしています。
　「あー、このほうが、すずしくて、いーわー」と、
かいぬしも、いっています。

でも、ゆうべ、ろうかでねているぼくと、めがあうと、
「もうこんな、つめたいかんけいは、いやになったから、
あしたは、おさしみを、かってこようか」と、
ぶつぶついっていました。

さっき、かえってきて、れいぞうこに、かいものをしまっていたけど、
おさしみは、あったのかな。
　あまり、きたいはしないでおこう。