あれは、わざとだな（カツジ猫）

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、こうえんのしりょうが、できなかったり、
かたづけが、すすまなかったりで、かりかりしています。
このまえのあさ、げんかんにいったとき、ぼくが、ついていったら、
だいどころに、もどるとき、どあをしめて、
ぼくを、げんかんに、とじこめてしまいました。

ぼくは、しばらく、まっていたけど、そのままなので、
どあを、ひっかいたり、ちょっと、ないてみたりしたけど、
しばらく、あけてくれませんでした。

そのあと、せんめんじょに、かいぬしがいったので、
みずを、のもうと、ついていったら、
また、どあをしめて、ぼくは、とじこめられました。

これまでも、ときどき、こんなことはあって、
かいぬしは、どこからか、ぼくの、こえがするので、
さがしまわって、どあを、あけてくれて、
「まあ、いったい、いつ、はいったの」と、びっくりしたりしていたけど、
こんどのは、どっちも、ぜったい、きづいていて、
わざとやったんだと、おもいます。

ぼくは、むかついて、かなしかったので、
こたつのうえに、のっていた、けーすから、
てぃっしゅぺーぱーを、なんまいか、ひっぱりだしました。
かいぬしは、あとでそれをみつけて、
「あれー、そんなこと、これまでしたことないのに。
なんだか、ふあんていになってるね。
わたしのきぶんが、はんえいしたか」といって、
すこし、いっしょに、べっどで、ねてくれました。

かいぬしは、もうすこし、のんびりしたらいいのにと、
ぼくは、いつも、おもいます。

ぼくが、このまえ、あかいいすにのっているしゃしんを、
かいぬしは、はがきにしました。
そして、しりあいのおみせに、あげたら、
それを、たなにおいてあったのを、おきゃくさんがみつけて、
「かわいい、かわいい」と、れんぱつするので、
おみせのひとは、とうとう、あげたそうです。

「ねこが、とくにすきなのじゃないけど、
このしゃしんは、とても、かわいい」と、そのおきゃくさんは、いっていて、
おみせのひとが、「なまえは、かつじです」と、おしえると、
「かつじ。まあ」といって、なぜか、ちょう、うけていたそうです。
「おまえのなまえと、かおは、そうやって、ひろまっていってるよ」
と、かいぬしは、ぼくに、おしえました。

まいにち、いいてんきで、あたたかいから、
しごとが、いちだんらくしたら、かいぬしは、
そろそろ、ぼくのための、こいのぼりも、
だしてくれるだろうと、おもいます。