いや~もう(笑)
◎高橋源一郎の「恋する原発」読んだのですが、むちゃくちゃ面白かった。
読め!と人に貸したいけど、自分もまだ読みたいから、それもできずにもだえています。
バカっぽいことの限りを書き散らし、あらゆるタブーを犯しそうにしながら、ポルノ制作という無法地帯を舞台にして、批判をかわすテクニックといい、はちゃめちゃなようで、すべて、全体に広がる、きちんとした人権意識、人類への愛、たしかな哲学といい。
作者のあらゆる学識や博学や表現能力や人類愛や技術や精神や、これまでの人生の研鑽が、すべて凝縮し効果を発揮している。うれしい。
小林よしのりの「脱原発」とは全然いっしょにならんかもしれんけど、どっちにしても、これだけ力強くまっとうな意見を表明できる知識人たちがまだまだいるなら、政治の世界の不毛さ、マスメディアのスカスカさがあっても、まだ日本も世界も人類も、ひょっとしたら大丈夫かもしれない、と希望が心の底にわきあがってきました。
◎私の方は、まだまだしょ~もないことに振り回されて、いろいろ腹を立てていますが、もう何だか、つまらないことはど~でもいいわ。前進あるのみです。(笑)