いよいよ私の出番。
◇今朝は朝から相当な降りで、大工さんたちも閉口しておられましたが、それでも仕事は着実に進んで、さっき全部の工事が終わりました。いやー、ややこしい工事をうまく仕上げて下さって、感謝のことばもありません。
棟梁さんが最終点検に来られるかもしれないので、というのを口実に、私もちょっと一息入れています。やっぱり、果たしてイメージ通りにうまく行くかはわからないので、相当に緊張続きで、何だか血圧が高くなってる気がする。腕に巻くオムロンの血圧計、どこに行っちゃったのかしらん。
さて、これからは私の腕の見せ所で、本や絵や雑貨をどのように飾るか片づけるかですが、あいにく書棚は最低でも一週間は空けておかないと木が湿ってるので、そこが工夫のいるところです。最初に作った分には何とか本が入れられるので、玉突きかフリーセルのように移動を考えて行かなければならない。ま、とにかく掃除をして、捨てられるものを捨てよう。
それに田舎の実家からどのくらい本を持って来られるのか、どの程度処分しなければならないかを、そろそろ考えはじめないと。
今までのところ、大きな失敗はないので、何とかこのまま最後まで行けるといいのですがねえ。
◇外猫のしまおは、また今朝は来ませんでした。昨日はエサはがっついて食べていたけど、何だかやつれていましたし、弱ってどこかで動けなくなっているのじゃないかと気になります。とは言え、彼は相当に広いエリアを縄張りにしているらしく、かなり離れた道でもよく見かけるので、探しに行こうにも見当がつかない。
昔、キャラメル猫たちが来る前だったか、こうしてうちに居ついて家の中にも出入りしていた、白猫のシルバーというのがいて、それもある日ふっといなくなっちゃったんだよねえ。私が「アメリカ映画で、髪も眉毛も白っちゃけた金髪で、ガソリンスタンドとかにいそうな図体がでかくて筋肉もりもりで、ちょっとアホなにーちゃんみたいな感じ」と言ってた大柄なたくましい猫でしたが、全然アホではなくて、むっつりした好青年でした。この近くの山の上にある私の個人墓には、彼の名前もちゃんと彫ってあります。あー、そう言えばあのお墓、モモちゃんの名をまだ入れていないなあ。
◇うちは今テレビが見られないので、まったくニュースも見ることがなく、おかげで腹は立たないのですが、電波がなくても何となく波動で伝わってくる世間の雰囲気では、このしょうもない解散総選挙には皆が脱力しているようですね。
しかしやけになって無責任になるのは首相だけで充分なので、私たちはとにかく、戦争やら原発やら人類の未来にこれっぱかりもいい方向には向かわない政治を、それも国民に相談もなしに決めるという政治を、ここでくいとめなかったら本当におしまいです。
悪徳勧誘業者は「けっこうです」と断ったら、承諾したものとみなすそうですが、投票に行かないのは無関心とか批判とかは見てもらえなくて、皆、首相への賛成や支持にカウントされます。それが困るなら投票に行って、とにかく今の内閣以外の政党に入れるしかありません。
あー、私もね、もうちょっとは政策の中身とか高級なことを言いたいのだけどね、今の首相や政府のしていることや考えている(何かを考えているとしてですが)ことは、もうそんな上等な話をする価値のある基準じゃないと思うのよ。
議論をしない説得もしない。数と手続き無視で強引に押し切るだけ。それが無理そうになったら投げ出して湯水のように税金使って目くらましをする。こんな連中に、ちゃんとした政策論争なんてもったいないでしょ。もういい、引っこめ。とにかく消えろ。それだけで充分でしょうよ。
いかん、また血圧が上がるぜ。買い物にでも出かけて来よう。
◇「ジェノサイド」が面白かったので、同じ作者の高野和明の「13階段」を読み始めています。これも「ぬれぎぬ」物なので、私のひそかな研究テーマに何か役に立つかもしれない(笑)。