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ぼくは、また、つめをとぐ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

そとねこの「しまお」がかえってきたし、
だいくさんが、またそとで、しごとをしていたので、
ぼくは、きょうは、ずっと、いえのなかの、べっどに、ねていました。
かいぬしは、しごとをしながら、ぼくを、ちらちらみて、
「よくそんなに、ねられるものだね」と、かんしんしていました。

ゆうがた、めがさめて、かいぬしのところにいってみたら、
いすのしたの、しきものが、あたらしくなっていました。
こんどのも、いいかんしょくなので、ぼくは、ばりばり、つめをとぎました。
「ひゃー、やっぱりだめかー」と、かいぬしは、
いすのうえで、もだえていました。

みぎがわで、といでいて、うえから、「これこれ」と、あたまをたたかれると、
ひだりがわにいって、とぐので、かいぬしは、わらいだして、
「あー、わかったわかった。さて、どうしようか」といっていました。
いまはまだ、しいてあります。
ぼくが、あきるのを、まっていると、みえます。

かいぬしは、このまえ、えいがをみにいって、
じかんをまちがえたといって、みないでかえってきました。
えいがかんのとなりに、おおきな、ぺっとしょっぷがあるので、
ぼくの「おやつ」をかおうとおもっていたら、
なかったので、めずらしい、たかい、どらいふーどをかってきました。
ちょっぴりだけ、ふくろにはいっていて、
みるからに、こうきゅうそうです。
でも、あじは、いまいちで、ぼくは、いつもの、えさのほうが、すきです。
そのせいか、けさ、にわで、はいたので、かいぬしは、
「おまえのからだには、あわないのかね。
しまおにやってみようかな」と、いっていました。

かいぬしが、ろうかにおいていた、しょくぶつを、
ぼくがかじるので、かいぬしは、しんぱいしていたけど、
ぼくは、なんともなくて、しょくぶつが、かれてしまいそうになったので、
かいぬしは、「かわいそうなことをした」といいながら、
どこかに、もっていきました。
そして、ぼくには、ねこがたべる、くさを、かってきました。
でも、それは、おいしくなかったので、ぼくはたべませんでした。
「そういえば、みけねこのしなもんは、
これが、すきだったなあ」と、かいぬしは、
ちょっと、しんみりしていました。

いつもの「おやつ」は、きんじょのみせで、きのう、たくさんかってきてくれたので、
ぼくは、まんぞくして、たべています。

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カツジ猫