いろいろですね。
◇何か仕事をしはじめると、嵐のようにどこまでも働いてしまいそうなので、何もしないでいるともう、日がたつのが遅いったらない。まだ2日なんですね。箱根駅伝もまだ半分しか終わってないのか。
母の老人ホームの宿直の男性は三人で、昨日会ったお一人は「初詣に家族と車で行ったら、道が混んでいて1時間たってもまだ着かない。とうとう近くで皆を下ろして、帰りはバスかタクシーを使うように言って、自分は帰って来てしまった」と言われてました。今日は別の方が当直で「初詣とか行かれましたか」と聞いたら、「いやー、私はどうもあんまりあんなのには行かないんですよ」とのこと。
昨日は天気もよかったので、ひときわ混雑したんでしょうね。私はうっかり洗濯はしてしまったけど、元日からまったく何もしないで家に閉じこもっています。
さすがに明日は少し何かしようかな。
◇まだ年賀状の返事も一枚も書いていないのですが、今日いただいた大学の大先輩の先生からの賀状には、緑の葉と白い花が目にしみいるような瀟洒な写真に、
若き日の五月、野で出あった花
テイカカズラ(定家葛)
新しい憲法のように
清らで香りたかく
生命(いのち)に充ちていた
ともに今もなお
という文字が記してありました。蝶夢をはじめとした江戸時代の俳人研究の第一人者の方ならではの、磨き抜かれた文章に、思わず居ずまいをただしました。
ことばが汚され、ふみにじられている昨今、ことばでどれだけのことができるのか、何を守れるか、救えるかと、あらためて自分に問いかけています。