いろいろ恐すぎ
古い話もいろいろ入り混じりますが、ローマ法王もイラン攻撃を批判したとか。私はアメリカの思想や宗教の事情なんか何も知りませんが、ただの印象で言うと、トランプ政権を支持してるような保守層は、カトリックやキリスト教を信じてる人って少なくないんじゃないでしょうか。そのキリスト教のトップにあって、イスラム教や中東やイランなどとは対極にあるローマ法王までがこんな発言をしてるのに、まだトランプさんへの信頼や支持がゆらがないものなんでしょうか。そこも何だか不思議です。
高市首相がWBCの始球式に出るのを断念したのは、ご本人のためにも大変よかったと思うのですが、もれうけたまわる噂では、「投球がだめなら打席に立つのはどうか」などの案も周囲で取り沙汰されてたらしくて、もう、この首相の周辺はどうなってるのか、こっちが頭を抱えたくなります。やることなすこと考えること、あまりにもセンスが悪くて的外れでみっともなさすぎる。
私は安倍元首相も高市首相も、同じ穴のムジナと言ったらムジナに失礼なぐらい、どっちもしょうがないと思っているのですが、どっちもどっぷり統一教会にからまれからんでしまったのは、人がいいというか育ちがいいというか恐れを知らんというか警戒心がなさすぎて甘々な性格というか、そのへんにいたら、そんなに問題ない、むしろつきあいやすいかも知れないけど、要職や人の上に立たせたら絶対いけないタイプと思っているのですね。多分もちろん、統一教会の教理や理想なんかに傾倒してるわけじゃなく、そもそもお二人とも、祖国愛とか右翼とか保守とかいう思想信条さえなくて、だから狂信的にはならないだけましかもしれないけど、とことん俗物で、どんな意味でも宗教とは無縁な精神構造で、だから警戒心もなくてカルト宗教に利用されるんだろうとしか思えないのです。言いかえれば世界がまともでアメリカももうちょっと普通だったら、そんなに害にもならなかったかもしれない。でも、この状況下で、この位置にいらっしゃるのは、石油ストーブの上に洗濯物どころかダイナマイトを下げとくぐらい危険で、もう見ちゃいられない。
まあしかし、トランプさんが、「イランの後継者は自分に選ばせろ」はじめ、突拍子もない発言をしつづけるのに毎日頭に来てましたが、専門家の方がニュースでしゃべってたことでは、ああいう発言の背後には、計画の行き詰まりがあって、そもそもイスラエルにいいようにあやつられてしまってるのかもしれない面もあるとかで、そう言えばプーチンさんにも、いいようにあしらわれてた感じがあったしな。
妙なことをまた思い出すのですが、まだ若い頃友人とシベリア鉄道を旅したことがあって、私たちはシベリアを見たかったのですが、ヨーロッパに行く経路として安かったらしく、そちらへ行くのが目的の若者たちも大勢ツアーに参加していました。他にアメリカ人のおっさんとかもいました。
若者たちは英語も堪能で、アメリカのおっさんと仲良くなって、日本の歌とか教えて歌わせて面白がっていました。途中で会った、よそのツアーの日本人たちの前で食事のときに歌わせて、「意味もわかって歌ってるんですよ」とか、得意そうに言っていました。
まるで、クマに芸をさせているような、その若者たちを私はその時、心の底から軽蔑したし憎みました。楽しそうに言われるままに歌っている大きな白髪のそのアメリカのおっさんを見て、私は「あー、アメリカ人ってこうなんだよなあ」と映画や文学やその他で漠然と抱いていた印象を、実感としてものすごく確認しました。善意で単純、人を疑わず、あけっぱなしで積極的で開放的で、まっすぐで。差別意識と言われてもしかたがないかもしれませんが、でも、彼らのそういうところが、私は決して嫌いじゃない。
高市首相や現政権は、トランプさんなみに単純アホである一方で、あの若者たちのように、したたかでこすっからいアジアだか中東だかのやり方で、トランプもアメリカもバカにしている感じがします。ややこしすぎる図式ですが、救いようのない図式でもある。
そう思うと、めいります。他にもまだいろいろと、めいることやら腹立つことやらあるのですけど、とりあえず今はごはんを食べるとしよう。
