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いろいろ複雑。

キャラママさん。
口蹄疫の問題って、いろいろほんとにわかりません。
前にキャラママさんが、「動物登場」の中でムツゴロウについて書いておられましたが(旧「板坂耀子研究室」の中の「授業ノートコーナー」にあります。「人間ぎらい」の章だっけ)、食料として殺すのを目的で飼っている動物との関わりって、言い出したらきりがないほど、ややこしいと思う。

イルカ殺しを告発した「コーヴ」という映画だって、まだ見てはいませんが、悲惨なのにはちがいないけど、自由に泳いでいた野生のイルカを殺してるわけで、それだからひどいというのもあるけど、それは人間が菜食主義にならないかぎり、避けられないことで、菜食主義だって植物という命は絶っているわけだしなー。
そんな村を告発するぐらいなら、フォアグラ作りの現場やらスペインの闘牛やらを映画にしろやとも、ちょっと言いたくなる。

マグロ漁の制限問題の解決として、養殖マグロの増産が話題になっていて、もちろんそれはいいことですけど、でもニワトリなんかでもそうだけど、殺されて食べられることだけを目的として生み育てられる生命というのは、私は「コーヴ」の描く、湾全体が血に染まる情景以上に残酷だと思えてしかたがない。見た目はきれいでスマートだろうけどさ。

でも畜産に携わる人たちにとっては、肉牛をいつくしんで育てて送り出すのは、長い歴史を持つ、自然で豊かな日常のいとなみなのでしょうし、簡単にどうこう言えるものじゃないとも思います。

ここにもファンサイトをリンクしてる、ラッセル・クロウという俳優は、ニュージーランド出身で、オーストラリアに大きな牧場を持ってるらしい。彼は出演作によって、ものすごく太ったりやせたり平気でする人ですが、そのダイエットの方法は牧場の仕事をして針金の柵を張ったりする労働をやってると、すぐ体重なんて落とせるそうで、まあまさかそのために牧場持ってるんじゃないだろうけど。
で、なんかのインタビューの時に読んで笑ったのは、牛や羊が好きだからどれも殺せないで、ずっと生かして飼ってると言ってたことです。だから自分はほんとの牧場主にはなれないとかほんとの牧場主じゃないとかも言っていて、本人もわかってるからいいようなもんだけど、やっぱりそれは、ほんとの牧場主じゃないよね(笑)。意地悪な人だったら、マリー・アントワネットが農場作って乳しぼり娘のかっこうして遊んでたのとどっこいどっこいの、鼻持ちならない金持ちの遊びと言うだろう。まあ、どうせ金にあかせた遊びなら、酒や女や宝石やばくちで豪遊するより、趣味がよくってしゃれてるとは思うし、それでダイエットもできるなら無駄じゃないし、多分精神安定とかにもすごく有効なんだろうから、けっこう賢い投資とは思うけど。

何を言いたいのか自分でもようわからんのだけど、たとえば、そういう牧場の牛や豚が口蹄疫を発症して、みんな殺さなきゃいけなくなったら、どういうかほんとに、わかりやすく単純にかわいそうと悲しめるし、ペットが死んだと同じ種類の悲劇だと思うのね。
だけど、今回の宮崎の牛は、単純にそういう愛する対象のものじゃなく、いずれは殺す商品であることが、もちろん悲劇なんだしかわいそうなんだし、それはまちがいないんだけど、いろんな要素が重なったりからんだりして、牛たちを守るのでも、商品を守るのと家族を守るのといろんなことが重なって、考えたり発言したり行動したり要求したりするのがとても難しくなってる。少なくとも私にはそうで、自分が当事者だったら、そういうこともふくめてすべてが、とても苦しくてならないでしょう。

国際基準の殺処分というのも、感染した牛は当然しかたがないけど、感染したかどうかわからない、まだ症状も出てない無事な牛も、そこにいるというだけで殺すのは、どの程度決められていることなんでしょうか。
空気でも車のタイヤでも鳥の糞でも感染するというなら、もう、九州でも日本でも、その範囲になりかねない。
第一、宮崎県に限るわけにはいかないでしょう。あ、宮崎県で限るわけにはいかないっていうか。だって、県境なんて人間が決めたものだよ。県内でも無事なとこ、県外でもだめなとこ、いろいろあるんじゃないの? かりに県境近い隣の県で発生したら、今度はその県の反対側のはしまで牛は殺されることになるの? 国境をへだてて運命が決まるのは、人間だけにしてほしい。

現場の人たちは、もう疲れて、そんなこといろいろ考えるいとまもないだろうけど、だからこそ誰かが考えてあげなくちゃいけないんじゃないだろうか。

昨日今日とほんとに寒いですねー。長袖の服とか薄いコートがなかなか片づけられません。
「処刑人供廚留撚茲蓮∈F撚茣曚謀渡辰靴栃垢い燭蕁■況遑監垢までやってるそうで、あんまりあわてなくてもよさそうです。

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カツジ猫