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吉と出るか凶と出るか

予断は許さないとはいえ、鳩山さんが福島さんを罷免したのは、ちょっとほっとしました。福島さんというか社民党の方から見てですが。

何しろ村山さんが首相になって自民党もできなかったようなことをいろいろやってくれて、社会党がガタガタになったのが記憶にあるので(福島さんもあったんでしょうが)筋をとおしたのは、安心しました。
そういう公約で選挙に勝ったんだから、署名しないのがむしろまっとうで普通でしょうよ。

ただ、民主党も自民党の長年かかってめちゃくちゃにしてきた後をひきうけて、そう短期間で成果を出せるわけもなく、まああんまり急にがっかりするのもどうかとは思う。いいことも、いろいろしているし。何より、普通に民主主義の手続きふんでるし。それだけでも、どれだけ安心できることか。自民党政治の末期は、小泉さんの「自衛隊がいるところが非戦闘地域」みたいな、不思議の国のアリスかキャッチ22かなみのことばが、堂々と国政の場でやりとりされてて、ことばを扱う仕事に関わる身としては、もう生きてるのもイヤになりそな毎日だったからなあ。

バギイが帰って来ないので、玄関にエサの袋をおいて、ノラ猫もいっしょに食べられるよう、外のお皿にいれてやるようにしてるのですが、玄関にエサのにおいがしたりするので、ホーローのかんを探していました。
行きつけの雑貨の店に、イマンというブランドの、もう廃盤になった貴重な残りで、とてもいい感じのがあったのですが、高いのでどうしようかと、それこそ七転八倒するぐらい悩んでいましたが、町に行っていろいろ安いのをさがすとしたら、駐車料金高速料金、ついでに他のもの買ったりする危険などを考慮して、思いきって今日買いました。少し大きくてドアの開閉の邪魔になるかと思っていたら、それもなく、測ったように理想的で、ばっちりで、歓喜しています。

ちなみに牛乳もまだ大きなサイズ二本の安売りがつづいていて、ラッキーとまた買ってきました。

それから、ウシの話ですが、今日「赤旗」の日曜版に、わりとよくわかる専門家の見解が出ていました。
口蹄疫という病気は、人にはめったに感染せず、しても健康被害は生じないし、ウシがかかっても死ぬのは5%程度(親ウシで)だそうです。
だから、「動物の健康問題ではなく、畜産業をはじめ、国の経済に大きな被害が生じることが問題」なのだそうで、2001年にイギリスで発生したときは、周辺の国にひろがって、イギリスでも300万頭の家畜を処分したそうです。感染力が非常に強いので、国際獣疫事務局では殺処分を国際基準としているのだそうです。

国際基準ならしょうがないのか・・・とも思いますが、何だかわからないことだらけで、当事者の農家の人たちにとっては、本当に悪夢でしょう。一応そういう病気があることは、ウシやブタを飼ってる人には常識だったのでしょうか。そういうのって、突然こういうかたちで来ることを覚悟してなきゃいけないものなんでしょうか。それじゃ地震よりひどいじゃない。保険とかもないわけだし。

肉牛の場合は、死んで人間のお役にたてないのが悲しいと思うかもしれないというのは人間の感傷で、殺されるウシにとっては同じことかもしれませんが、(もちろん、農家の皆さんの経済的打撃は別として)種牛は殺される予定はなかったわけで、飼っている方々はどんな意味でもつらいですよね。

危機管理体制の早期確立を、と「赤旗」は言っていて、そのとおりですが、こういう、犯人や悪人がいない大きな悲劇は、怒りや悲しみのもっていき場がない分、もやもやしたいらだちがつのります。

「赤旗」の記事では、全然、病気にかかってない農場のウシたちも殺されるしかないようで、そのへんの定義とか、国際基準はそうなっているのかなとか、なかなかあきらめきれないです。

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