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うらじろ。

◇もーねー、結局こんな時間なのよ。そろそろ目まいが再発しなきゃいいけど。
今日というか昨日は、田舎の実家に帰って、クリスマスツリーを片づけ、しめ縄を玄関にしばりつけ、お鏡餅を飾って来ました。行きも帰りも道はすいてて、お天気もよく快適なドライブでした。

途中の道の駅で、お墓に供える花を買っていたら、いかにも地元の人が作ったというような、でかい鏡餅があって、ふらふらと買ってしまったのは、この前実家に帰ったとき、どこかの部屋のがらくたの中に昔私が子どものころ、応接間に飾っていた、大きな鏡餅をのせていた三宝がころがっていたのを見た記憶があって、あれを使ってみたいなあと、どこかで思っていたからでしょう。

ほこりだらけの三宝は、汚れて、下の角っこはネズミにかじられたか欠けていましたが、なぜかお餅をのせる上の部分はきれいでした。しっかり洗っている暇はないので、適当にふきんで拭いて、懐紙もみつからないので、おしゃれな手拭いをかけて、鏡餅をのせ、いっしょに買った干し柿と小さい蜜柑を上にのせたら、けっこうサマになりました。となりに、これもがらくたの中から見つけた、昔誰かが買ったらしい、高崎山の猿のガラス細工を置きました。

昔々、もう60年以上も前、祖母がていねいに大きな鏡餅を飾っていたのを覚えています。干し柿や昆布や、米の包みを載せて、相当古ぼけた大きなエビの作り物を最後に正面にとまらせていました。さすがにそのエビは、もうとっくになくなっています。

◇「よいお年を」と、家につぶやいて玄関を出ようとして、ふと、せめて裏白の葉っぱをのせてやりたいなあと思いました。古い母屋の庭には生えていたはずなのですが、もう人さまに売った家の庭に、夜に入って探すわけにも行かず、ま、いっかとそのまま車を出しました。
地元の人が経営している小さいスーパーみたいな店が近くにあるので、ひょっと車をとめてのぞいて見たら、何と裏白が100円で売ってありました。

よしよしと、ついでに煮出し用の昆布も一袋買ってとって返し、鏡餅に裏白と昆布をのせました。すっごく適当なお飾りですが、私なりに満足し、ではまた来年と、家を出ました。クローゼットにまだ一山下着が残っていたので持って来ましたが、本当にこれはもう古いものから処分するしかないなあ。多すぎる。

◇売った方の古い母家は、買ってくれた友人が、門のわきの空き地を駐車場にして、素敵な柵をめぐらして、カッコよくしてくれていました。もう自分のものではないけど、何だかうれしいです(笑)。

川をはさんだ向かいの神社では、正月の準備か、村の人たちが竹を切って橋の欄干や土手にずらっと並べてすえつけていました。初詣用にろうそくでもつけるのかな。見たいけど、残念です。
それに、あの竹筒、水がもれる花瓶の中に入れるのに一つほしいんだけどなあ。あとでくれないだろうか。

◇今からちょっと寝て、明日はまた原稿書き。今年いっぱいで消えちゃうデパートのポイントとかが少しあるので、本当は、ちょっと街にも出たいのですが、まあやめた方が無難だろう。

一夜飾りは何とかしないですみそうですが、実はずっと前から買っていて飾ろうと思っていた、猿のぬいぐるみが見つからないでクサっています。それがねえ、10日ほど前たしかに見たのよねえ。そろそろだなと思って、どこかに待機させて、そのままにしてるんだろう。いったいどこにおいたんだか、どう考えても思い出せないのが腹が立ちます。私はいったい何を考えていたのだろう(笑)。

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カツジ猫