やったぜえ。
◇年末締め切りの原稿、めでたく提出。どうしても読めなくて「ママ」をつけて処理するしかないかと、あきらめかけてた数か所の文字も、火事場のバカ力って感じで、全部何とか読めました。日金山からもらったパワーかな。もっとも、どこか心の隅では、あの山歩きの危険な苦行は、「こんなに短期間に原稿仕上げて、わが土地をバカにしとりはせんか、無事ですむと思うなよ」という、熱海の土地の神様のいましめかもしれんって気も、ちらっとはしてるんですが。
とにかくそれで、痛めた足腰もどうやらほぼ回復して、やったと喜んで今日はもう何もしないでいたら、昨日と今日の車の運転がたたったか、ちょっと腰の深部が鈍く痛んできて、あわててまたサロンパスをはったりしています。
これってやっぱり、今年の十大ニュースに入るかな。もう何だか、去年のことか今年のことかもわからなくなって来てますが、多分私の今年のニュースは、
1.田舎の家を一軒(というのが恐い。もう一軒ある)売った。というか買っていただいた。
2.紀行の研究が、それなりに深化した(笑)。
3.熱海紀行の原稿を仕上げた。現地で遭難?しかけた。
4.母が無事に97歳を迎えた。
5.文学史のテキスト用の小冊子を作った。
6.今いる家(こちらもなぜか二軒ある、その古い方)に書棚と食器棚を大増設。
7.市内のいろんな人たちと連携して、戦争法反対の集会をした。
8.沖ノ島の世界遺産について、それなりの対策と方針を決めた。
9.小説がまた書けそう。
10.家の前に掲示板を設置した。
こんなもんかな。まだ何かあったかもしれないけど。
◇原稿書きに熱中していたら、お屠蘇作りも数の子を戻すのも忘れていて、さっきばたばた仕込みました。もうちょっとしたら年越しそばでも食べよっかな。机の回りはまだ戦場のように散らかっているけど、もうこのまま年を越します。
さっき、母のところで、ちょっと「紅白歌合戦」を見たのですが、何だか地味でぱっとしなくて、パワーもなくて、どこかの村の公民館の行事のようでした。まあそれはそれで、いいのかもしれないけど。
◇ここ数日ネットを見る間もなく、新聞も流し読みです。元同僚の先生が毎日新聞にアベ政治への批判を投書しておられるのが載っていて、なつかしく、心強かったです。
とりあえず、いつも見ていたKumikoさんのツイログを紹介しておきます。慰安婦問題は被害者の方々のことを思うと(ていうか、私は広い意味では加害者の方さえも、国家と戦争によって加害者になった被害者と思うし、まったく他人事とは思えないから、自分も被害者みたいな気がしているのですが)早い解決はしてほしいけど、今の日本や首相が、そんな人道的人間的なこと考えてるわけもないのがわかってるから、不愉快です。こちらのツイログで見る意見は、そこのところを的確についてるものが多いです。
◇でもこのツイログは、今年最高の「やおい映画」の紹介もやってくれていて、それもまた楽しい。私がこの中で見てるのは「コードネームはアンクル」だけという情けなさで、これも来年は何とかしたいものです。
ところで、この映画についての主として腐女子の方の書きこみは、いろんなところで読むたびに笑っちゃうことが多いのですが、職場でこの映画を見た感想を皆で言い合っていて「どっち派?」(ソロとイリヤのどっちが好きか)と聞かれたときに、ソロイリ派かイリソロ派か(どっちが、やおいの受けか攻めか)という話かと思いこんでいて非常に危ないとこだったと書いてる人がいて、もう相当笑わせてもらいました。
◇あと数時間で今年も終わり。皆さん本当にいろいろお世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。