えいっ!
午後、ちょっと日が陰ったので、えいっとばかりに上の家の玄関に行って、十枚以上のダンボールを縛り上げて車にのせてスーパーに行って、回収コーナーに放りこんできた。十一キロあったぞい。もっとも私が入れてた間に、カードで計らないで、そのまま入れてった人も数人おられたせいもあるけど。
ダンボールの縛り方も、下手なりにうまくなった。しかし、残ったダンボールには、皆ぎっしり書類や資料がつまってるから、とりあえず、それを仕分けして捨てないと。まだまだ先は長そうである。
カレー用の肉も買ったけど、夕方になったら、あっさりしたものが食べたくなって、結局ぶり大根ときゅうりのサラダで手を打った。栄養バランス的にはこの方がいいよな。
町田康の『口訳 古事記』を読んでる。この作者だから、もっとおどろおどろしくこってりしてるかと思ったら、ずっとあっさりしていて簡単なのが、逆に神話っぽい(笑)。そして、もともと豊穣でこてこての書き方もできる人が、こういう、すっきりした書き方をしてると、ちっとも貧弱じゃなくて、太い柱の間をさわやかな風が吹き渡っているような爽快感がある。めちゃくちゃずっこけた口語訳のようで、実は奇をてらってなくて、まともであるのもいいなあ。変に自分を出してなくて、原作を大切にしてるのも、よくわかる。楽しくて、目に快い。