えっ。
◇小池都知事はテレビ討論で、「高齢者はシルバーパスをもらうより、大学に行ったら学割が使えるから、そのほうがプライド満足させられるのでは」とか言ったそうだ。
…もう、頭痛くなる。
https://twitter.com/I_hate_camp/status/916891692808015872
ついているコメントも面白いからぜひお読みください。
アベはアベで、記者会見で加計問題突っこまれて、ボロボロになってるらしいし。
◇今日の石川先生の講演会はまあまあうまく行ったけど、クールに司会するどころか私は準備不足もあって、いいかげんよれよれの司会になった。しかし他のメンバーがしっかりフォローして、いい挨拶や発言をしてくれたので、ことなきを得て何とかかたちがついた。私はつくづく恵まれてるというか悪運が強いと実感した。
◇実は先日田舎の家に帰って泊まったとき、母の古い日記を読んだ。母が40代、私が中学生ぐらいの時のだが、驚いたほど、しょっちゅう実力テストや期末テストがあっていて、そのたびに私が勉強しないで寝てばかりいると言って母は怒っている。その年だけかもしれないが、私がそれでもずっと毎回学年で一番になっていて、母は「こういうことだから世の中をなめて井の中の蛙になるのだ」「あんなに怠けていて、こんな成績がとれていたのでは将来ろくな人間になるまい」とか、さらに毎回怒っている。いつかきっとひどい目にあうだろうみたいな口ぶりで、読んでいる内、今の自分のことを言われているような気になった。これも何かのお告げかもしれない。
母の方はこの年は六大学で慶應が優勝したのに歓喜し「どれだけこの日を待ったことか」と言ったり、ファンだった三浦洸一のためのリクエストハガキをラジオ番組に出しまくり、一位になったとこれまた有頂天になっている。「この一年ただ三浦さんのためにがんばったようなものだ。この日記を十年後にでも読んだら、三浦さんにうつつをぬかしていたのだなあと思うばかりだろう」とか、年末には変に冷静にふり返っているが、50年後の今読んでも、そのミーハー精神の若々しさに感化されて、こっちも何だかもっと羽目をはずしたくなるのが恐い。
◇それはともかく、石川先生の講演はいろいろ面白くてためになった。
「アベは落ち目だが、こういう時が危ない。ドイツでもヒットラーは政権をとる直前、実は支持者も減って滅びかけていた。それを、大企業が、労働者や社会主義の力が大きくなることを恐れて、巨大な財力を注ぎこんで肩入れし、よみがえらせて、強くして政権までとらせた。日本でもそういうことが起こるかもしれない」
「北朝鮮の脅威を宣伝するが、北朝鮮と言う呼び名もよくないし、世界の160以上の国と正式の国交を結んでいる、ちゃんとした国家だ。日本が国交を結んでいるのは190ぐらいで、この差は要するにアメリカの同盟国が認めてないだけだから、そんなに日本とちがわない。60年以上も2000万ぐらいの小国でアメリカと対峙してきたのだから、核が唯一の切り札になっている今、それを捨てないと交渉しないと、自分たちは捨てないでいる国々から言われたって、捨てるはずがない。フセインとかカダフィとかアメリカを信じて交渉のテーブルについたら滅ぼされた国を見ているから、そんなことを聞くはずがない」などと、ほんとに、聞いてるとどんどん賢くなるのが自分でもわかる(笑)。
フロアからの質問もいつものように、なかなか充実して多彩だったが、今後の情勢を聞かれて「よくなると言いたいが、正直言ってわからない」と答えられたのは、先日の後藤先生同様、誠実で信頼できたし、「傍観者ではなく参加者として今後を見守りたい」とおっしゃったのには、ぐっと来た。
◇その後私は衝動的に先日博多駅で見た、真紅のセーターがほしくなり、電車で買いに行った。そうしたら店の場所を思い出せず、おまけに今年は赤が流行りらしくて、どこの店にも赤いセーターがあるので、うろうろしてやっと見つけて買ったら、戻るのが遅くなり、夜に河東コミセンで、宗像の青年会議所が主催した候補者の公開討論会を聞きに行くはずが大幅に遅れて飛びこんだ。維新の会は来ていなくて、自民党の候補者と共産党の新留さんの二人だけだった。
こういうのに出るのは初めてだったが、ヤフオクドームに初めて行ったとき同様、いろいろ新鮮で面白かった。今夜は遅いから、また明日にでも。