おとぎばなしは、あなどれない。
キャラママさん。
「ラフ格」(略すな)面白く読ませてもらってまーす。
今回のですが、多分、キャラママさんも私もですが、人と同じものもらっても、それを独自にどうかして、付加価値つけて魅力的にできるって自信があるんですよね。もっと言うなら、「私に持たれてるだけで、この物は幸福だ」と思ってしまえる自信かもしれない。
そういうのは実際にあって、たとえば百均で買ったフツーの箱やなんかでも、きれいに飾ったり何か描いたりして素敵なものにしてしまう人もいるわけで。ケータイにいろいろつけたりするみたいな。ちょっとちがうか。
どんなものでも、どんな生き物でも、その人の手にふれたとたん、生き生きと魅力的に見えてしまうことってあるからなあ。同じものもらっても、「あの人のがよく見える」ってやつ、絶対いるだろうし、なぜかキャラママさんが持ってたら、すばらしく見えてしまうってこともありそうな気がする。
「はなさかじいさん」や「こぶとりじいさん」の話って、考えればまさにそうなんだよなー。特に「はなさかじいさん」のとなりのじいさんなんて、何でも同じことしてみて、うまく行かなかったら、借りた犬だの何だのを、殺したりこわしたりして。最後に灰をまいて墓穴をほって、殿様に手討ちになるんだっけか。あの話は昔からいた、キャラママさんみたいな人の、ひそかな恨みがこもってるのかもしれませんよね(笑)。
今日はこちらは雨。どんどん涼しくなりますね。
「借りぐらしのアリエッティ」に便乗してか、近くの本屋が「床下の小人たち」シリーズをどさっと積んで売ってました。たしか岩波って返品きかないのに、いい度胸じゃんと感心して、買って読んでます。子どものときはそうでもなかったけど、けっこう面白い。熱い紅茶やクッキーを味わいながら、ちびちび読むのも乙なもんです。
「紀ノ川」と「古都」って、どっちももしや最近テレビで古い映画をやってたのに、つられちゃったんじゃないでしょうね?(笑)