おふろにいる、ぼく(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
きょうはなんだか、むしあつくて、
かいぬしは、「いっそ、ひとあめ、こないかな」と、
あさから、そらをみあげています。
ぼくは、あさ、おさしみを、たっぷりもらったので、
まんぞくして、ていいちの、つくえのうえに、
ながくなっていました。
そうしたら、かいぬしが、かごのなかの、ばななを、とろうとして、
ぼくのあたまのうえに、ばななのふさを、おっことしました。
ぼくが、とびおきると、かいぬしは、
「すまん、すまん、けがはなかったかい」といって、
あたまをなでてくれました。
だから、ぼくは、またそこで、ねました。
けさ、かいぬしが、みずをまくとき、
おとなりのひとに、にわでできた、きゅうりと、ごーやを、もらっていて、
げんかんを、あけたので、ぼくは、そとにでて、
そのへんを、あるきまわりました。
おとなりの、ごしゅじんが、
「あっ、でてきましたね」というと、かいぬしは、
ぼくをつかまえながら、
「こうやって、だっそうしても、そのへんを、あるきまわったり、
ねころがったりするので、すぐつかまるのが、ありがたいです」
といって、にわの、てーぶるのうえに、ぼくをのせました。
おとなりの、ごしゅじんは、やってきて、
「おっ、ちょっと、ふとったごとありますね」といって、
ぼくをなでてくれたので、ぼくは、ねころがったまま、
「うにゃあ」と、へんじをしました。
ごしゅじんのことは、いつも、かなあみごしに、
にわにいるのを、ぼくはみているから、こわくありません。
「さあ、もういいでしょう」といって、かいぬしは、
ぼくをだいて、いえにもどりました。
おとなりのおくさんが、ろうかから、それをみて、わらっていました。
このしゃしんは、おふろにいるときのです。
おふろに、みずがはいっているようですが、
これは、よごれていて、そうみえるのです。
いつも、ここまで、おゆがあるので、
ぼくは、ふちに、てをかけて、のむことにしています。
かいぬしは、しゃしんをみて、
「えー、こんなに、よごれていたのか。
にくがんでは、わからないのに」と、あわてて、
きのう、おふろをみがいていました。
いまは、もうちょっと、きれいになっています。
「おまえも、めもとがよごれているよね。
ちゃんと、おけしょうをしたら、すぐきれいになるんだから、
みだしなみを、ととのえておきなさいよ」と、
かいぬしは、ぼくにいいました。
あさ、ぼくのめが、よごれていると、かいぬしは、
てぃっしゅをぬらして、ふいてくれます。
さいしょは、いやだったけど、このごろはなれて、
きもちがいいので、ぼくは、だまっています。
「しかし、これで、ますます、おけしょうをしなくなったら、
それはそれで、こまるなあ」と、かいぬしは、いっています。