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おや。

◇朝っぱらから土曜というのに、この訪問者数の盛況は、まさか沖ノ島の世界遺産登録が決まったせいではあるまいな(笑)。

市民へのニュースの配布、ユネスコへの手紙など、いろいろ予定していたのですが、それはまた紹介します。あ、ニュースは至急配布します。

◇むしろ、これからが大変重要だと思います。しばらくはお祭り騒ぎでしょうが、いろいろな問題点をチェックしていくためにも、それなりの活動の土台を作っていて本当によかったと感じています。

先日の市議会議員の報告会で聞いた話では、沖ノ島関連に費やする膨大な予算は、目立たないように、さまざまな名目の予算の中に食いこませ、まぎれこませるかたちになっていて、簡単に「これだけ使った」と見えないように工夫されているとか。それにも気をつけたいです。

また、男女共同参画の委員会が、沖ノ島の女人禁制に関して、世界遺産に関した問題には関知しないとして、いわば治外法権を作ったことも、重要な問題です。今後このように、世界遺産に関することは、すべてチェックなしに扱われることが予想され、これはどこぞの政府がやっているのと同様に、地方自治における民主主義の破壊を招くアリの一穴むしろ巨大な大穴となるでしょう。

◇さしあたり、市民に配布するニュースの内容を、紹介しておきます。どうぞ拡散して下さい。
実際のチラシでは、いろいろレイアウトしているので、もっと見やすいのですが、まあこれでも内容はわかります。

      世界遺産って素晴らしい?? 大変??
7月に、宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録の可否が決まります。
登録されれば、私たちの税金で維持することに。

保存のための包括的保存管理計画を、やっと公開
しかし、情報公開請求が必要  市民説明会を、市は拒否


私たちは登録後に、何をするのか?いくらかかるのか?ほとんど知らされていません。
保存管理計画は、2016年1月に福岡県・宗像市・福津市が策定しています。
宗像市の市民参画条例には、市民参画の対象に「広く市民に適用され、市民生活に重大な影響を及ぼす制度の導入」を挙げています。しかし、世界遺産登録は条例の対象外としています。
市民参画条例の趣旨から考えれば、登録の是非や事業計画について、市民が議論する場を、市が保障すべきです。

           
登録後の検討事項は   ~ ハード事業がいっぱい? ~
・ 宗像大社祈願殿と駐車場は、辺津宮の玄関口として、周辺と調和させることを検討
・ 海の道むなかた館は周辺環境と調和させる検討と将来的な移転の可能性を考慮
・ 世界遺産センターは、既存の施設の活用を含めて検討
・ 福津市にある農協のカントリーエレベーターは、撤去とその後の跡地利用を検討
・ 沖ノ島の県営漁港や治山法面は改修時、景観に配慮した工法を検討



これまでの事業費(2007年~2016年)は、約7億円(1億円は基金)
・沖ノ島遥拝所 周辺トイレ・駐車場整備       3200万円
・世界遺産ガイダンス用映像作成委託        3052万円
・大島ガイダンス施設             1億2787万円
・緩衝地帯景観ガイドライン策定          1036万円
・歴史資産を活用したまちづくりグランドデザイン   918万円
・市民の会補助金                 2512万円   など


こんなことも 
・ 玄海地域や大島のガードレールを、グレー系に順次変更(グレーは危険かつ割高)
・ 登録記念の花火大会は700万円(昨年は500万円)
・ 宗像大社近くの荒開市営住宅は、3階建てから平屋に設計変更
・ 海の道むなかた館の広場は、着工後に、専門家からの意見で設計変更
・ 宗像大社周辺の無電柱化(将来は、東郷駅~岬)


「観光が目的ではない」と 言いながら 観光客をターゲットに
道の駅むなかたを7億6千万円かけて拡張。
来年4月オープン(駐車場、広場は9月) 事業費のほとんどは、合併特例債です。



工事内容は
新館建設(延べ床面積約400㎡)  1億4千万円
土産、情報発信、休憩の各コーナー ・レンタサイクル拠点 ・管理事務所、倉庫
駐車場(10,000㎡)小型車300台、大型車15台)
芝生広場(3,000㎡)
多目的広場(3,000㎡)臨時駐車場としても利用
トイレ(50㎡) など



この計画は、市民参画条例違反です。
市民参画条例では、3億円以上かつ1000㎡以上の建設は市民参画の手続きが必要としています。しかし、この事業は2017年2月に行われた、土地収用法による説明会で代用しています。広報は読売新聞1社、とても小さい記事です。しかも、周知期間が不足しています。この説明会の参加者はゼロ。
さらに、宗像市は、原則公共施設の新設はしないとしています。十分な市民への説明は市の義務です。拡張工事の凍結と説明会を求めていきましょう

世界遺産に登録されると
宗像大社の沖ノ島内の工事に、宗像市からの支出が可能になりますが、その場合も工事関係者の入島には禊が必要。税金が使われる工事に、神事が義務付けられるのは変?



女人禁制 小中学校でどのように教えるのでしょう?
女人禁制は女性の保護のためという、宗像大社の見解を、市はそのまま広報しています。男女共同参画条例で、慣行による差別は解消すると謳いながら、沖ノ島の女人禁制は、市の政策の対象外とするのは変? 

  世界遺産を考える会  代表・板坂耀子(他2名) 


◇ついでに、こちらもごらん下さい。
長い文章が多いですが、この機会に、ぜひ、じっくりと。
こちらも拡散希望です。

https://blogs.yahoo.co.jp/yukiusagitei/folder/1552752.html

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カツジ猫