お野菜をいただいて。
◇知り合いの先生の奥様がおうちで作っておられるとのことで、いっぱい野菜をいただきました。毎日ほくほくして食べています。まるまる太ってキャベツかと思った白菜やら、ぴかぴか光っているピーマンやら。いやーもう、四分の一の白菜をびくびくしながら買っていたのが夢のようです。
お魚もお米も人からいただいて、もう「山椒大夫」の安寿と厨子王みたいに、人さまからの勧進で生きのびているのが申し訳なくて(笑)。
◇今日はパソコンがキャラメル館からカツジの住む美尾庵に移動。「電話工事だけが仕事なので」と、さっさと帰ろうとするお兄さんを引きとめて、「このパソコンで今夜仕事ができなかったら私はおしまいなのよー」と泣きついて、一応全部つないで、うまく使えるかチェックしました。というわけで、今はその新天地からパソコンを打っています。しかしねえ、考えると、この机の上はカツジ猫がうろうろするので、キーボードを踏まれたらどうしようかと気が気じゃないのよな。いない時には箱か引き出しに入れておくか。
やつは、そしらぬ顔で、今そばの椅子で脚を上げてお化粧に余念がありません。
◇ラッセル・クロウの「消されたヘッドライン」のDVDを見ています。映画館で見たときも思ったのだけど、この映画の弾丸がぴしゅっと飛んでくるのは何だかものすごく、リアルで恐かった。どうってことない描写のようで、ものすごい迫力があった。何しろあの無敵のラッセル・クロウが、とてもフツーの新聞記者で、今にも犯人に殺されそうな恐さっていうのは俳優も監督もうまいのだろうが、ただごとじゃない。
それと、このところずっと朝日新聞のポカが目立っていて、だいぶ前からあのサンゴとったあたりで、いったいあの新聞どうなったんだと思っていたが、この映画とか見ていると、新聞記者なんて本当にいちかばちかの取材を良心的にするってことはあるんだなあと痛感して、朝日のいろんな失敗も、だれてるのかもしれないけど、案外昔のような体当たりの取材や調査ができなくなってしまっていることの反映もあるのだろうかと、ひょっと考えてしまったりする。
うっかりして、たしか私、この映画のDVD買ってないんだよなあ。やっぱりほしいよなあ。
◇大工さんの棟梁と解散総選挙の話をしました。「何のための解散かさっぱりわからない。またきっと投票率は低くなる」とか「安部首相もつまらんが、かといって代わりがいない。石破も右翼っぽいし」とか「とにかく自民党に議席をやりすぎた」とかいろいろ言われていて、私は「誰になるにしたって安倍さんよりまし」「もうとにかく自民党にとってやりにくくなることをするしかないから私は共産党に入れる」とか言いました。しかしこんなに選択の余地がないと我ながらほんとにつまらんなあ。
沖縄の翁長さんの勝利のひとつの意義は、戦後初めて保守と革新が合同したという、いい意味での流動性にあると思うのですよね。そういう事態の方が私は好きなのですが。
◇高倉健さんが亡くなったのですね。追悼の気持ちもこめて「南極物語」のDVDでも見ようかな。