きゃはははは
やってくれるわ上沼さん。ていうか週刊文春。
いや、今朝マッサージに行ったら少々待ち時間があって、置いてあった雑誌の「文春」最新号を読んでたら、トップ記事が蓮舫さんをたたきまくるような見出しで、家族関係その他のゴシップをいっぱい見出しに並べてる。
へえ~と意外なような苦々しいような何か事情があったのかなとか思いつつ読んでみたら、あれ? いろいろ悪い噂を並べ立てているようで、実際は「特に問題はない」みたいな、むしろあげつらわれるようなゴシップを前もって説明弁明しているかもしれないと見えるような内容。
何か手の込んだことするなあと首をかしげながら、その真意をはかりかねつつ、ページをめくると、何とすぐ続いて小池都知事が医療ヘリに関して怪しげな金の使い方をしてるみたいな、こっちはしっかり資料をあげて、大真面目に手堅く、つけ入る隙は許さんぞみたいな書き方。しかもこれ、見出しにさえも載ってなかったような気がするけど、しっかり数ページ使って書きまくってる。
なな何とと混乱したけど、さしあたりやるなと妙に感心しつつ、さらに読んでたら、今度は上沼美恵子さんの人生相談コーナーみたいな、いつもの毒舌エッセイで、ほんとに抱腹絶倒した。
「上沼さんは好きなのでこのコーナーだけ読むけど、週刊誌の記事は皆大嫌いで、どうしてあんなことばかりがテレビでも話題になるのか」と怒っている八十代の女性に答えて、「そんなに週刊誌がきらいなのに私の記事だけ読んで下さるなんて」とまず感謝したあとで、自分が週刊誌に「西の女帝が吠えた」という見出しで、すごい顔の写真が載せられた体験を語り「わたしゃライオンキングか」とぼやいて、それからですよ。
私が西の女帝というなら東にももっとすごい女帝がいますやん、学歴が話題になってる人が、みたいな話になって。
以前テレビの自分がやってた番組のゲストに彼女が来たことがあり、名刺をくれて「悪用しないでね」と言った。そんなん、五百円のたこやきが二百円になるならともかく、悪用なんかするわけないやん、と続け、その後に他の番組関係者があいさつに来たら彼女は「遅い!もっと早く来ないと」と叱りつけていて、
「まぁ、嫌な女でしたわ。」ときっぱり。
更に、「温かさや優しさがまったくない、人の上に立ってはいかん人」とまで言い切り、「せめてカイロでも入れて身体だけでも暖かくしたら」とアドバイスしてすぐ「あっ、カイロはまずかったですか」だって。すみずみまでもう、最高やん。声まで聞こえて来るようで、身体を震わせて笑い声をこらえました。
正確も期したいし原文を紹介したいのですが、ネットじゃ読めないし、えーいもう、文春買って来るかなあ。この金もないのに私もバカよね、つっくづく。
別のコーナーでは林真理子さんが、「虎に翼」の川辺でたこやき食べる場面で戦死した人たちを思って、切なさに泣いたと書いてるし。さすがに日本国憲法にはふれてなかったし、その後思わず靖国神社に参拝に行っちゃうのが、この人のまあいいところでもあるよなあと笑ったけど、いずれにしても、買って損はない最新号かもしれません。
今朝はまた、イタチかテンかに、奥庭でしっかりお目にかかりました。いろいろあって、足元をかなりぐるぐる、うろつかれました。その話はまた明日にでも。庭ではもう、桔梗のつぼみがふくらみはじめています。
ところで、おにぎりがなかなかうまく作れないので、今朝は、お刺身用に買っていた魚の切り身を切ってラップに巻いて寿司もどきを作りました。食べられるんでしょうかね(笑)。紫蘇の葉がなかったので、かわりに庭に生えまくってるハーブを巻いたったけど。
そう言えば、イタチかテンかとにらめっこしながら、漱石の「道草」読み終わりました。不景気なようでのんびりした、過去と未来が入り交じるなかなか味わい深い面白さでした。その後「二百十日」も読んで、これも何だか笑ったなあ。ある意味楽しい紀行文学。