きゃらめるさんの、てくだ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
このまえの、しゅうまつは、かいぬしが、ふつかとも、
でれでれ、だらけていたので、ぼくも、まけずに、いっしょに、
でれでれ、すごしました。
ぼくは、きょねんのなつに、しんだので、
かいぬしに、すがたはみえませんが、いきていたときとおなじように、
ちゃんと、いっしょに、くらしています。
かいぬしも、けはいをかんじるのか、ときどきぼくに、
「げんきかい、かつじ」と、はなしかけます。
いきていたときとおなじように、
ぼくは「にゃあ」と、へんじをするけど、
たぶん、きこえちゃいないんだろうな。
まあ、べつに、いいけどさ。

あさ、おひさまのひかりをあびて、
いっしょに、べっどに、ころがっていると、
すごく、いいきもちです。
ぼくと、かいぬしは、いっしょに、のびをして、
「さいこうじゃん」と、かいぬしは、いって、
ぼくたちは、いっしょに、おおあくびをします。
でも、うえの、おもやに、かいぬしが、かたづけにいかないから、
はいいろねこの、ぐれいすさんは、ふまんそうです。
しょだいねこの、おゆきさんや、そのほかの、しんだねこたちは、
ぼくと、おなじように、かいぬしのめにはみえないけど、
おもやの、あちこちで、くらしていて、
ちらかっていても、へいきみたいだけど、
ぐれいすさんだけは、きむずかしくて、もんくがおおいです。
「はやく、きれいに、かたづけないと、
じぶんだって、いいとしだし、いつ、しぬかもしれないのに」と、
ふきげんそうに、しています。
みけねこの、しなもんさんは、ぼくのことは、きらいらしくて、
あまり、はなしもしないけど、ほかのねこたちには、しんせつだし、
だれとも、なかよしです。
でも、ぐれいすさんは、ほかのねこを、いじめるし、
そばに、ちかづけません。
かいぬしのことは、すきらしいんだけど。
せんぱいねこのなかでも、かいぬしがいちばんすきだったらしい、
きゃらめるさんは、ぐれいすさんのごきげんをとるのも、じょうずで、
「もうちょっと、あたたかくなるまで、まってやれよ」といいながら、
ぐれいすさんの、はいいろのけがわを、なめてやっています。
ぐれいすさんも、きゃらめるさんには、もんくをいわないで、
なかよくしてるみたいです。
「いきてるときには、あったことはないんだよな。
あいつは、おれのしんだあとで、きたんだよ。
おれの、あとつぎになればとおもっていたんだが、
かいぬしは、あのころ、いそがしくて、
あまり、かわいがってやらなかったみたいだな。
そのころは、ねこも、おおかったしな」と、
きゃらめるさんは、いっていました。

でも、きゃらめるさんの、あとつぎなんて、
ぐれいすさんにも、だれにも、むりだよ。
ねこあいてでも、にんげんあいてでも、きゃらめるさんは、もてます。
けんかも、つよくて、かりもうまいけど、
ひとあしらいや、ねこあしらいも、うまいです。
「わたしが、なにかにはらをたてたり、いそがしかったりして、
へやから、しめだすと、きょうだいねこの、『みるく』は、ずっと、とびらのむこうで、
おおきなこえを、はりあげて、いつまでも、なきつづけて、
それで、わたしから、また、どなられたりしていた。
きゃらめるは、なんどか、ないたら、あとは、しーんとして、けはいもないから、
ぎゃくに、なんだか、きになっていると、だいぶ、じかんがたってから、
きこえるか、きこえないかのこえで、ひくく、『にゃっ』となくのよ。
おもわず、とびらをあけて、『いたのかい』と、だきあげてしまう。
そんなことは、なんべんもあったっけ」と、
まえに、かいぬしが、はなしたことがありました。
そういえば、ぼくも、しなもんさんと、けんかして、
しんしつから、しめだされたことがあります。
そのときは、かなしくて、かなしくて、
ごはんもたべずに、だいどころのいすのうえで、
まえあしで、かおをかくして、ずっと、ねていました。
かいぬしが、でてきて、なでてくれても、そのままうごきませんでした。
「ちょっと、つめたくしたら、おちこんで、
けさからずっと、かおをかくしてねているの。
あいつのかおを、はんにちみていないわ」と、
かいぬしは、ともだちに、なげいていました。
それから、なんねんもすると、ぼくも、なれてきて、
かいぬしから、あいてにされなかったり、
「うるさいったら」とこわいこえで、いわれても、
しばらくすると、また、もとのように、くっついていくので、
「おまえ、つよくなったねえ」と、かいぬしは、ぼくをなでては、
ふくざつなかおをしていました。
きゃらめるさんには、かなわないけど、
ぼくの、おちこみかたは、ひょっとして、あれでよかったのかな。
そういうのって、でも、いちかばちかだもんなあ。
しゃしんは、かいぬしが、かかみもちをかたづけたあとの、
こんぶと、するめです。
するめは、もう、はくさいと、にものにして、
「わりといけるやん」と、よろこんで、たべていました。

