ぎょぎょぎょのたんぽぽ
うすら寒さが戻って来て、夕方水をまいてると震えそうだ。でもそのせいか散りそうだったユキヤナギはまだまだ元気で、本当に雪のようにうずまいている。そして、うっかり見逃していたタンポポがいきなり一気に咲き出して、朝起きて出てみたら、目がくらくらした。
きれいな色とかわいいかたちだが、繁殖力と生命力がものすごく、綿毛が飛ぶ前に始末しないとえらいことになる。しかも根を深くはるので、おいそれとむしりとれない。とりあえず、写真を撮ったあとで、全部首をもぎって、ごみバケツに入れた。朝から大量殺人をしたようで落ち着かない。
少し前に液体肥料をかけまくったせいか、あちこちでバラたちが妙に元気がいい。赤い色が見えたので、花まで咲いたかと思っていたが、近づいてみたら、忘れていたアネモネだった。けっこう強くて雑草とまちがえてむしりそうなのが恐い。思いがけなくあちこちで復活して来る。
桃の花もまだ元気だ。パソコン机のある窓から見ると、正面に鮮やかなピンクが見えるのが、何とも気分がいい。いやさ、回りは惨憺たる荒れようなんだけどね(笑)。だからこそ、なおのこと。
それからこれもうれしい驚き。去年、鉢から地植えしたらそれっきり生きてる気配も見せなくなった小さいアジサイが枯れ枝のみになっていたのを供養のつもりで水まきのついでに水かけていたら、何と根元からむしゃむしゃと新芽が出て来ていた。これまた周囲が雑草に埋もれていまいちぱっとしないのだが、いずれは隣の柿の木と並んで、この横庭のシンボルとなるたたずまいを予測していたものでもあるので、生きててくれたのはたいそうありがたい。あきらめてても一応期待はしとくもんだなあ。それでプロ野球のホークスのリチャード選手のことを思い出すのも気の毒だけど(笑)。昨日の試合のサヨナラの場面でも三振して苦笑いして、ネットではファンたちから「知ってた」と書かれ、自チームのみか相手チームのファンからまで「笑ってる場合か」と怒られてた。よっぽど気が弱いのだろうか。何だかいい人そうだもんなあ(笑)。