ぎょっとしたぜ
朝日新聞デジタルは、会員にならないと途中までしか読めなくて、しかもいったん登録してもいつの間にかまた期限が切れるのか、読めなくなるのでイライラし、最近はメールで来ても速攻でゴミ箱行きにしてしまう。何でも産経はただでいつでも全部読めるらしくて、だから影響もそりゃ大きくなるだろうよといつも思う。
しかも今朝のメールの見出しが「上野千鶴子さん、おひとりさまを貫き…」とだけだったから、えっ、まさか亡くなったのかとぎょっとして、さすがに記事を開いて見た。したらば、人生相談に上野氏が回答したというだけの話だった。絶対あの見出し、私のような反応をねらってるだろ。えーかげんにせーや。
ここ数日、年の割には働きすぎて、しかも肉体労働ばかりでばて気味なので、今日は天気もいいし、一日でれっとじだらくに過ごそうかなと思っている。もうずうっと読みかけの本が何冊もあるので、あれらを一気読みしてもいいな。カツジ猫には、昨日庭のトイレに、新しい砂をどっさり入れてやったのだが、特に感謝の様子もなく、いつもの窓辺で寝こけている。
ハーマン・メイジン「野球天国」から、また小話を。大学時代に同じアパートに同居していた友人は、この話が一番好きだと言ってましたね、たしか(笑)。
散開
塁に二人走者をおいて、次に殺人的猛打をもって鳴るテッド・クルゼウスキイの登場となった。ドジャースの内野手たちはマウンドに集まった。「アウトコースに投げろ」と、一塁線の猛烈なライナーで怪我をしたくない一塁手のジル・ホッジスが言った。
「ばかいえ、インコースにほうれ」と言ったのは三塁線の強打で向こう脛(ずね)をかっぱらわれたくない三塁手ビリー・コックスだった。
キャプテンのピー・ウィー・リーズが投手プリーチャー・ロウにきいた。「お前はどう思う?」
「そうだな」プリーチャーはおもむろに答えた。「とにかく俺は投げるから、みんなできるだけ散らばれ」