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ぐふう

来週は真冬のように寒くなるそうで、びびっている。石油ストーブを出しておいた方がいいのだろうが、部屋が散らかっていて出せない。こんなご時世に風邪なんか引きたくないから、せいぜい今週中にしゃかりきで部屋を片づけてしまわないと。

昨日は久しぶりに九条の会の定例会に出席。日本政府はどう見ても、コロナにしろ経済にしろ、ある程度弱者が死ぬのはしかたがないという方針を決めているとしか思えないという人が多かった。そんな中で来年の予定をどうするかも、いろいろと意見が出た。

新しく代表世話人になった方は若い政治学の先生なので、そもそも憲法で決めている国民主権と基本的人権は対立することもあるので、そうなったときどういう態度をとるべきか考えておかねばならないというような鋭い問題提起をした。
参加している人たちは、本当に普通のおじさんおばさんなのに、それに普通に反応し質問して議論が深まるのに驚いた。皆、ちゃんと本も読んでいるし考えも深めていて、とても知的な集団になっているのじゃないかと、自分の身体だけではなく頭も心もなまっているのを実感して、変にうれしかった。ギリシャかどっかの昔の話で、50人だか500人だかの選挙に立候補して落選した人が、「この都市には私よりすぐれた人が50人もいるのだ!」と喜んだ話を思い出した。

それに比べると低次元な話だが、いつも行くスーパーが新しくなって大きなきれいな店になったのはいいけど、私の使っている銀行のATMが撤退してしまったようで、今後も設置の予定はないそうだ。それだと不便で、とても買い物に行く気になれない。ATMのある別のスーパーに買物先を変えるべきかどうしようかと迷っている。ぐふう。いろいろと悩ましい。

DVDの「ホリデイ」と「カンフー・パンダ」をBGMがわりに何度も見たので、今日からやはりアニメの「ウォーターシップダウンのうさぎたち」を見始めた。昔映画館で見て、ウーンドウォート将軍の最期の描写が気に入っていたのだ。彼はとことんの軍国主義者で、主人公のヘイズルたちのうさぎの群れと戦うのだが、ヘイズルたちの計画にはまって、犬と対決して多分死ぬ。小説でも彼が部下に「犬なんか何だ、戻って戦え!」とどなっている声を聞いたのが最後、とかいう描写だったと思うが、映画では、将軍(ものすごいつらがまえの巨大な大ウサギ)が、「犬なんかなんだ~!」とか叫んで飛びかかっていくところで、いきなり画面は上空の太陽に変わり、甘く優しい女性のナレーションで「しょうぐんの、しがいは、みつかりませんでした。ですから、いまでも、どこかで、あのすさまじいいきかたを、つづけているのかもしれません…」とか言うんだったと思う。あれ?ということは私は映画館では日本語吹き替えで見たのかな?

プレミア12を描いた「侍の名のもとに」の女性ナレーションはとことんいただけないが、「ウォーターシップダウンのうさぎたち」の、あの甘ったるい女性の声はあの場面では最高だったと記憶している。もう一度聞くのが楽しみだ。この小説の原作は、イギリスのファンタジーにはよくある、かなり保守的で古臭い骨組みなのだが、まあそれはそれとして、いろいろ楽しめるところが多い。

とか言ってたらもう夜中。昼寝したから、もうひと仕事がんばっちゃおうかな。でもそんなこと言ってると、すぐにまた夜が明けちゃうんだよな。

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カツジ猫