ことしの、こいのぼり(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
ぼくは、きょねんのなつに、しんだので、
ことしは、そのあと、はじめての、こいのぼりです。
きのうは、あめがふったりして、
かいぬしは、けさ、こいのぼりをたてました。
すごく、かぜがつよいひで、ちゃんと、とりつけるまえから、
こいのぼりは、いきおいよく、およいでいて、かいぬしは、
「なんか、おおものをつりあげようとしている、
りょうしみたいな、きぶんだわ」と、いいながら、
さおを、たてて、いました。
ぼくは、かいぬしのあしもとで、けんぶつしていました。
せんぱいねこの、きゃらめるさんや、あにゃんさんも、
いっしょにいて、さおを、かなあみに、むすびつける、ひもが、
かぜで、とんでゆくのを、おっかけて、
おさえてやったりして、あそびはんぶん、てつだいました。
ぼくたちのすがたは、いきものにはみえないので、
かいぬしは、「きょねんは、かつじがいたのになあ。
こいのぼりが、およぐと、いないのが、めについていかん」と、
ためいきをついていました。
さいきん、いっしょにくらすようになった、
しゃむねこのみるくさんも、やってきて、
「おもしろいのう」と、みあげていました。
かいぬしは、ぼくの、おはかと、いきおいよくおよぐ、
こいのぼりを、いっしょに、しゃしんにとろうと、
くろうしていました。
「それにしても、おまえのために、このこいのぼりをかったのは、
いったい、いつのことだったっけ。
なんねんかん、あげつづけたのかねえ。
いつも、このしたには、おまえがいたんだよね。
こうやって、およいでいると、ひるがえったはずみに、
おまえがいきなり、したにみえそうなきがしてならない」と、
みえないはずのぼくに、はなしかけてきました。
だからさ、ぼくは、まえとおなじように、
いつも、そばにいるんだったら。
こいのぼりも、まえとおなじように、
ちゃんと、みているんだからさ。

かいぬしは、さっき、すーぱーにいって、
かしわもちを、かってきました。
「おまえのすきな、おさしみはなかったから、
あしたのあさ、またいってみるよ」といいながら、
おちゃをいれて、かしわもちをたべていました。
そのあと、ぱそこんで、にっきをしらべて、
「どうやら、こいのぼりは、にせんじゅうにねんに、かったみたいだね。
ほぼ、このいえをたてたとおなじころかな。
じゅうごねんも、まいとし、たてていたわけか」と、
じぶんで、かんしんしていました。
ついでに、そのころの、みけねこのしなもんさんと、
ぼくの、ばとるのようすも、にっきでみて、
おもいだして、わらっていました。
そのうち、しょうかいするそうです。
そんなむかしのことなんか、ぼくは、ほとんどおぼえてないけどさ。
しなもんさんは、おぼえているのかな。