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これでもやんのかね

今日は土用の丑の日だそうで、かたちだけでもと、小さいウナギが何切れか散らばしてある、うなぎ弁当を買ってきて、冷蔵庫に入れてたのを温めもしないで、ぬるいお茶で夕食に食べた。それでもおいしかったから満足。クリスマスケーキと同じに明日になったら安くなってるとかないかなあ。今度はちゃんとあっためて食べたい。

目まいがようやくよくなって来た。それで久しぶりに風呂に入ろうと思ったら、何と数日前の停電のときにまた温水器の設定が変になって、タンクのお湯がからっぽになってる。泡くって前の時同様、電気屋さんに電話して来ていただいたら、速攻で直ってしまった。「立派なおとなのかたを、こんなことで呼びつけてすみません」と平身低頭して、自分で設定を直す方法を習っておいた。「いつでも呼んでくれてかまわないんですよ。お金がかかるから、こっちが申し訳ないんで」と言いつつ教えて下さった。「へやも散らかっててごめん。今片づけ途中なもんで。何しろ暑いから、がんばって片づけてて、こっちがばてたら困るし」と言うと、「気にしないで下さい。何かあったらいつでも呼んで下さい。高いところとか絶対登っちゃだめですよ。熱中症にも気をつけて、エアコンつけて外には出ないようにして、水をちゃんと飲んで下さい」と大変親切だった。出張料は2,200円。それでも申し訳ないので、昨日行きつけのお店でわけていただいた、かわいい模様入りの小さいクッキーを一個さしあげたら、「きれいすぎて食べられない」と、大変喜んで下さった。もらっておいてよかった。何だか自分が食べるよりうれしい。まだ一個残ってるから、それは楽しんで食べよう。

ところで、テレビの「ミヤネ屋」をはじめ、統一教会のことについて、ちゃんと切り込む番組もいくつか出始めたようだ。NHKはじめ、まだかくせると思ってるのか、触れないでいる局もあるようだが、もうこうなったらとどめられるものじゃあるまい。でもって、これでもやんのかね。国葬。
誰もあんまり言わないようだが、こんなに国葬や統一教会のことで頭がいっぱいの政権に、コロナ対策なんて、おちおちできるわけないだろうに。毎日マジで恐いです。

そんな時に、机の上をかたづけていたら、「きゃらめる通信」にのせていた、「敵と味方」という文章の原稿を発見。地元の共産党市会議員のしんどめさんの定期通信にのせていただいたものです。あらためて、こんな精神で生きている私は、元首相&統一教会の「対決をさけて裏から手を回す」やり口は、もう絶対に相いれないものだったのだなと痛感しました。「きゃらめる通信」を見に行っていただけばすむんですが、今こそ読んでほしくもあり、あえて再録しちゃいます。

敵と味方

親子は当然として、夫婦や師弟、ペットと飼い主も、どうかすると、しばしば似てくる。私も自分と正反対の真面目で几帳面な教え子の学会発表を見ていて、妙に自分と似ているのに、ぎょっとしたことがある。
中でも私が恐いのは、長いこと戦っている敵と味方も似てきてしまうことだ。
私自身、こすっからい相手には、昔は考えもしなかった卑劣な手段をとっさに考えつき、強引な権力には、驚くほど冷酷で残酷になる。間抜けなアホとの議論では、つい手抜きで雑な反論をし、無神経で鈍感な連中には、自分の中の優しさも暖かさもみるみるすり減って消えて行く。

 

長い間、もうその名を口にするのもいやな首相や副首相、その支持勢力と戦って来た。そんな中で一番恐いのは、彼らと自分が次第に似た顔や姿になってくることだ。本当に、美容という一点だけでも、一日一秒一瞬も早く、彼らに私の目の前から消えてほしい。
それなのに、野党とりわけ共産党や、沖縄の人々は、ちっともそういう汚さや愚かさに染まらず、むしろどんどん賢く強く美しくなって行くようで、そこがふしぎでならなかった。

 

最近ふと気がついた。私は、いろんな政党、団体の人たちといっしょに活動する中、ともすれば意見や方針が異なり、それを議論し、ぶつけあい、妥協点を見つけては、協力しあって行っている。
お世辞ではなく本当に優れた良心的な多くの人と、こうしていつもふれあっていられるから、私はだめにならないですんでいる。そう思って感謝して来た。
だが思えば彼らは頼もしく信頼できる味方であるだけでなく、強い信念と厳しい意見をそれぞれに持つ、手強い敵でもあったのだ。

 

野党の共闘、私たちの活動、その中で、時には激しく対立し、したたかに相手を見抜いて戦う、上質で立派な敵どうしであることが、私たちの品位を保ち、人間として堕落させない秘訣なのだ。
平和と憲法を守るために、今年もまた、「よき敵」を大事にしたい。

ところで、昨日書いた、奥庭の赤い花です。まだぱっとはしませんけどね。どうなるか楽しみ。

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カツジ猫