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ごろごろ。

◇アベがトランプとのゴルフの間、バンカーに落っこちてはいあがったり、その他さまざまみっともないことをしている映像がネットで蔓延しているようです。
運動苦手の私としては、バンカーにこけら落ちる姿なんか、あの国会答弁やレイプ犯擁護や籠池氏夫妻への暴虐や、自分の業績のためだけに改憲したがるのがみえみえの姿勢や発言に比べたら、全然みっともなくも何ともないと思うのですが、官邸だかスガだかが、この動画を流さないように呼びかけているというのは、さすがに開いた口がふさがらない。とんでもない国になりすぎてやしませんか。

そして、そろそろツイッターを規制しようという動きも出てきている模様で、そりゃそうなるかと思ってたけどね。あとは共産党の非合法化と「しんぶん赤旗」の発行停止をどうせねらっているんでしょう。
国会の質問時間も野党の分を減らしたいようで、いったい与党の質問で何を聞くのさ。「時間があまりましたから」って、般若心経となえた議員がいたことを私は忘れちゃないからな。

埼玉の猫虐殺事件の署名は一応終わって、以後は裁判の行方を見守ることになりそうです。最終的には16万余の署名が集まって、この手の署名の最高記録となりました。
この関係では他にも署名が募られています。あらゆるかたちで協力したいと思っています。拡散等、どうぞよろしくお願いします。
みなしご救援隊の中谷代表も、大矢容疑者の家を訪ねてみたりされているようで、他力本願で恥しいのですが、結果を期待しています。

http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/archives/51066360.html

ところで、気軽につまみぐいする本を本屋で物色していたら、「博多豚骨ラーメンズ」という電撃大賞とったか何かの文庫本がありました。
いやーもう読んで抱腹絶倒しました(笑)。映画「ブラックレイン」の大阪の街じゃないけど、博多がLAかシカゴみたいな殺し屋の街になっているのが傑作で、博多弁や野球熱や中洲やラーメンが付け焼刃でなく妙にうまく溶けこんでとり入れられているのもなかなか。ちゃっちゃか人が死んだり殺されたりしてしまうハードボイルドさも笑えるし、ちゃんと政治や選挙が舞台道具として活用されているのも立派です。どこぞの大作家さんが書いた、政治の動きがまったく登場して来ない博多の街を舞台にした文芸大作よりもよっぽど王道。主人公が、善意の気弱な青年というのも、エンターテインメントのお約束で、きっちり基本をふまえてるじゃないか。つまり、はちゃめちゃなようで、古典的にしっかりしてるのです、いろいろと。

でも、今これを読むと個人的すぎて悪いけど、一番救われたのは、猫虐待の犯人の処置でしたねえ。署名サイトでコメント欄が怒りのあまり、犯人にも同じことをしてやれ、という声がくり返されるのは私は怒りの安売りみたいで好きじゃなかったのですが、正直言って空想の中では、いろんな犯罪行為で復讐するのをひそかに何度も夢見てはストレス解消してました。それを活字でこうして読めるなんてあなた、もう最高。
しちゃいけないことを文字にして楽しんで気持ちをまぎらすっていうのは、文学の大いなる役割なわけで、これは本当に正しい文字と文法とインクと紙の使い方だよ。
さしあたり、あの事件で猫たちの運命に心をずたずたにされて立ち直れなくなってる人は、ちょっと読んでみてもいいんじゃないでしょうか。少しは気分が晴れるかもしれません。

◇DVDは「エレメンタリー ホームズとワトスン」の続きが誰かに借りられていたので、代わりに何か第一次大戦時のソ連の女性兵士たちの映画を借りてきました。別にキワモノじゃない、立派な大作のようです。「戦争は女の顔をしていない」の文庫本で読んだ、第二次大戦のときのソ連の女性兵士の手記などを思い出しながら見ることにします。

◇作家の江國香織はエプロンが嫌いなようで、その理由は知りませんが、片づけをしていたら、いろんなエプロンが見つかったので、それをつけて片づけ仕事にはげんでいます。わりと気分転換になっていいです。江國さんは何で嫌いなのかな。外出時の帽子と同じく、簡単なコスプレ気分になれて面白いんだけどな。

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カツジ猫