ざくっと言うなら。
◇フィリピン大統領といっしょに、中国に対抗しようという構想はこけたらしいし、南スーダンのかけつけ警護は例によって支離滅裂な答弁ばかりだし、TPPでは「結党以来考えたこともない(が、いっぱいして来た)」強行採決をやらなくちゃどうしようもないほど、らちが明かないし、経済はもうとっくにガタガタだし(先日うちに契約更新の確認に来た保険の外交員は「年金も減るらしいですし」と、普通に言ってたよ)、もうアベ政権の未来は、民進党がどこまで野党共闘のじゃましてくれるかしかないんじゃないか。そういう点ではドジョウの野田さんが命綱を握ってるよな、何の名誉にもならないが。
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あとはだから、とにかく市民の側が、民進党を動かすしかない。中央でも地方でも。ちゃんとしている議員や党員はそれこそ、たくさんいるのだから。
◇昨日も一昨日も、けっこう信頼してた知人友人が、まるで頼りにならないことを思い知らされて、ストレスがたまったのか、変な吐き気に悩まされてる。軽いもので、ある意味ちょっと胃がびくびくとストレッチしているみたいで、快適でないこともない。中国かヒマラヤの奥地か、どっかにいる仙人か聖人が、こういう修行をしてそうな気がする。
ちなみに、九条の会その他の市民活動とか、自分の専門の勉強とか、そういう分野とは何の関係もない、個人的なことばっかりで、だからまあ、私も胃がぴくつくぐらいですんでるのだよなあ。ひたすらに腹は立つけど、まあ今にはじまったことじゃなし、これでおしまいになるのでもなし、そういう人たちってのは、わかってたはずだから。やっぱりこういうことは、ときどき確認する機会がないとうっかり忘れてしまうのだよな。
母が昔よく「あの人は『ともにことをはかるのに足る人』だ」と言っていたっけと思い出す。今、ほとんど眠ってばかりで、あんまりしっかり受け答えができなくなっていてさえ、そういう点では私は母が信頼できる気がしている。
以前、田舎で共産党や市民団体の人が、何かの運動や署名のときの代表者として名を貸してくれと頼みに来ると、いつだって母はほいほい引き受けていた。もう高齢で何の活動もできるわけではないのにと、はたから見て思っていたが、ある時母はさらっと言った。「何かあった時に、元気な若い人が責任とらされて牢屋に入ったり殺されたりしたらもったいないからね。私のような他にすることもない年寄りが、いざとなったら殺された方が無駄がなくていいのさ」。聞いてあきれて、まあ納得した(笑)。
多分、脳のあちこちの機能がもう止まっていても、母のそういう精神だけは、息がとまるまで、どこかで健在なのだと今でも私は感じる。もう神が姿を現さない祠の前にいても、その奥にいる存在を何の疑いもなく感じとれるように。