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しんねんの、ごあいさつ(カツジ猫)

みなさん、あけましておめでとうございます

きょねん、しんだばっかしの、ぼくが、めでたいしょうがつに、かおをだすのは、
よくないんじゃないかとおもったけど、かいぬしにきいたら、
「なにを、いまさら」といわれそうだから、
ねんとうの、おいわいを、いいます。

かいぬしは、ゆうべおそく、としこしそばをたべながら、
なんだか、ふけいきな、かおをして、
 「かつじ、おまえのいない、しょうがつがくるんだね。
 おまえのいたとしは、もう、きょうでおわりなのか。
 にどと、かえってこないのか。
 おまえがいない、としなんて、きてほしくないよ。
 おまえのいない、あたらしいとしなんて、ちっとも、うれしくないよ」と、
かなしそうに、いっていました。

ぼくのすがたは、みえないけど、
まえとおなじに、いるんだから、
そろそろ、そういうあたらしいくらしにも、
なれてもらわないと、こまるんだけどな。

けさは、かいぬしとおなじに、ぼくも、ねしょうがつをしました。
 「おまえ、いきてるあいだに、しょうがつのしゃしんぐらい、
とってもらっておけよ。
 じゅうろくねんも、くらしたんだろ。
 おれなんか、はちねんで、しんだけど、
くりすますのも、しょうがつのも、しゃしんが、ちゃんとあるぞ」と、
せんぱいねこの、きゃらめるさんは、いいました。

そういわれると、ちょっとくやしかったけど、
でも、ぼくは、ごがつになったら、こいのぼりといっしょに、
とったしゃしんが、あるんだい。
 きゃらめるさんも、ほかのねこも、
そんなのは、もってないだろ。
 はやく、ごがつが、こないかな。

かいぬしは、けさはすこし、げんきになって、
おぞうにをつくって、うえのおもやにきて、
おせちといっしょにたべました。
 きゃらめるさんや、くろねこのあにゃんさんや、
しょだいねこの、おゆきさんや、みけねこのしなもんさんや、
そのほか、このいえにいた、たくさんのねこや、しろいいぬもいっぴき、
みんなでいっしょに、ごちそうをたべました。
 かいぬしは、ぼくのすきな、「ふく」のおさしみも、
ちゃんとかってきてくれていて、
したのいえの、れいぞうこに、わすれてきて、
ぼくが、さがしていると、「あれあれ、そうだった」と、
おもいだして、とってきてくれました。

かいぬしが、まちがえて、えあこんを「れいぼう」にしていて、
いやにさむいので、あわてたり、いろいろあったけど、
てれびで、「えきでん」をみながら、みなで、あそんだり、ねたりして、
たのしかったです。

ひるからは、かいぬしが、したのいえにいったので、
ほかのねこもまた、なんびきかついてきて、
みんなで、にけんのいえを、いったりきたりしていました。
 したのいえは、ちょっとは、かたづいているので、
それをみた、くろねこの、ぐれいすさんは、
「はやく、うえの、おもやも、かたづけてくれないかしら」と、
もんくをいっています。

かいぬしも、それはかんじているらしくて、
「あしたこそは、おもやの、かたづけにかかろう。
でないと、なにをしようにも、みうごきがとれない」と、
ひとりで、けついひょうめいをしていました。

ことしは、ぼくいがいのみんなも、かおをだすとおもうので、
また、よろしく、おねがいします。
 かいぬしが、ちゃんとかたづけたら、
うえの、おもやも、おめにかけたいとおもいます。

きゃらめるさんが、いばっていた、
しょうがつようのしゃしんを、しょうかいしておきます。

ぼくのは、これです。
 こんどは、ちゃんと、めをあけている、しゃしんを、おみせしますので、
たのしみに、まっていてください。

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