じわじわじりじり
何となく体調はぱっとしないが、んなこと言ってもいられないから、昨日椅子の下から出現した紙類や荷物を何とか仕分けし整理して、あとは小さい箱ひとつにまとまる量になって来た。上の家に運ぶべきものを運んで、廃棄する古紙は大きな紙袋に二つ。まあまあの成果かな。まだ日中は猛暑なので、これ以上は無理だが、こうしておけば、いずれ上の家も片づけられるだろう。
積もり積もった荷物の中から、請求書類がわんさと出て来た。学会の会費や書籍代。これをすべて払ったら、また銀行口座が空になって貯金を崩さなくてはならないな。ぶるぶるぶる。
マイケル・ハードウィック『シャーロック・ホームズ わが人生と犯罪』を読み上げる。先日、福岡の古書展で買ってきたもの。シャーロック・ホームズファンいわゆるシャーロッキアンは「推し」の最古参みたいなものだが、これもその巨大な成果の一つよね。重々しい古めかしい感じが雰囲気あって悪くない。ホームズが悪の権化モリアーティ教授との対決で死亡したと思われていて復活するまでの数年間の、空白の時期を題材に大胆な創作をしていて、後半はほとんどそれで、原作以上の大作になっている。
あの軽やかな短編集が、こんな作品も生んでしまうのがおかしいし楽しいし、読んでいて引用される事件や人名をほとんど、いや全部思い出せるというのも、子どものころ以来はまっていただけのことはあると、自分で自分に苦笑する。いい人生だったと、つい思ってしまう(笑)。いや、まだまだ死ぬ気はないけどさ。
行きつけの花屋さんで、純白のトルコキキョウを買って来た。一本だけど、どっさり花がついている。けっこう長くもてている、前に買った濃い紫のカーネーションととりあわせたら、なかなかよい。さりげなく背後に寝ている同居人?もよい。