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じわじわと正月支度

天気予報が今日は珍しいほどきっちりあたって、朝は暖かだったけど、昼から急速に寒くなった。それでも何だか意地になって、奥庭のバラの根っこに土を補充してやった。草取りもしなくちゃならないけど、年明けだろうなあ、もうこれは。

雑煮用のかしわや、正月の花を買って来た。下の家は暖房が効きすぎていて心配なので、上の仏間と台所に一時避難させてある。葉牡丹のかわいいのとゴージャスなのとの二種類に、松の枝と金メッキしたネコヤナギも加えた。この前買った豪華なユリが、まだぴんしゃんしているので、合わせたら、きっといい感じになるはずだ。

押し入れから正月用品の箱をひっぱり出して、昔、実家で使っていた巨大な三宝に、鏡餅を乗せた。今年はちょっとまちがえて、すごく小さなのを買ってきてしまったのだが、巨大なエビ飾りとウラジロと干し柿をレイアウトしてごまかすことにする。でも、このぐらいの大きさだったら、いっそ大中小いくつもある、陶器のお鏡餅(昔、個人的バブル期のときに、まだ家もいくつもあったので、あちこち飾るのに買いこんだもの)の一番大きなのでもいいのかもしれない。まあ、再来年の正月にどんな気分になってるか次第よね。

明日はしめ飾りをドアにつけて、お鏡猫を窓辺に飾ろう。ちょいと悩ましいのが、とても気に入って買った、かわいいウサギの置き物が、リアルに上品な茶色なので、窓辺に置くとめだたない。去年の十五夜に通販で買って飾った、多分中国製の変なぬいぐるみのウサギがかえってめだって、窓辺にはいい。

あのかわいいウサギは、上の家の玄関に飾るかなあ。下の家の神棚代わりの冷蔵庫の上でもいいけど、落っこちたら大変だしなあ。

クリスマス用に買ったまるごとチキンが鏡餅と反対に、ものすごく巨大で、毎日せっせと解体しては食べ続けて、やっとのことで今日片づけた。おいしかったが、来年はやっぱり脚だけのチキンにしておこう。ケーキは小さくて地味で、ちょうどよかったんだけど。

でも、こんな食べ物や花やお飾りを買い揃えながら、食べるものにも事欠いている家庭の人がどのくらいいるのだろうと思うと、そこはかとなく落ち着かない。ほんと我ながらしつこいとは思うけど、ぬけぬけとごちそうに舌鼓を打つ様子を報道させる首相の神経がもう本当に信じられない。あのっさ、そもそもさ、いっつも思うことなんだけど、これだけ辞職者を出して、世間や他者の気持ちをおしはかれない、何から何までガタガタの政府をいただいていながら、よくもまあ防衛を増やそうとか国防を固めようとかいう気になれるよね、世間の人は(かなりそういう人が多いらしいから言うんだけど)。

この欠陥商品みたいな何をするにもへまばかりする内閣をいただいていて、何兆円金をつぎこもうと、何百発ミサイル買いこもうと、どんな防衛もできるわけないじゃないの。せっっかく憲法9条で守ってもらえてる平和な国でもろくな政治ができないメンツが、非常時の戦闘時に、いきなり有能になるわけもあるまいし、どんな戦争ができるというの。あの政府に、どうしてそれができると思うの、そこがほんとに、不思議でならない。国防を真剣に考えるなら、何はさておき最初にやることは、もっとましな政府を作ることでしょ(もっとましな国民になることでしょ、最低、選挙に行くぐらいの、とも言いたい)。へたっぴいなプレーヤーを山ほど集めても、いくらグローブやボールを高級品にしたって、野球の試合に勝てないのと同じでさ。

宗像市議会のこととか、小津久足の本の感想とか、書きたいことは限りないのに、もう外はとっぷり暗い。何でこう時間が足りないのかしらん。はああ。

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カツジ猫