すげえとしか言いようがない
日曜討論会で統一教会問題その他を各党代表が討論するのに、自民党から渦中の疑惑の対象のトップのはずの萩生田さんがしれっと出てるのにも耳を疑ったが、今朝のネットを見ていると滋賀医大では集団レイプの犯人たちへの学生からの減刑嘆願書が出ているそうな。大学の指導があったのか、と疑ってる人もいるが、恥を知る大学なら、こういう嘆願書を出すのをやめさせる方に指導があるもんじゃないんだろうか。もう本当に末法の世というか、何があっても驚かん。
ノーベル賞がちらほら次々発表されて、「日本人はいません」なんて、いつもながら胸糞悪いコメントがラジオから流れてくる。これって昔、天気予報の台風情報で「台風は東北(やら北海道)へ去りました」とか言って問題になってたのと似たようなものを感じてしまう。
そもそも更にムカつくのは文系理系問わず、日本の学者が受賞できるかどうかに一喜一憂するぐらいなら、そういう学問を育てるはずの大学が、このところどういう状況になってるかを知るがいいし、報道するがいいということだ。人員削減で事務職が減り、書類書きから雑務からやらされて、朝から晩までてんてこまいしている、立派な専門家の学者たちの状況を見てると、論文や研究にさける時間があるわけないことぐらい、いっぺんでわかる。予算も以前の半分以下に減らされて、廊下の蛍光灯が消えても、研究室の研究費の中からお金を出さなくてはならないぐらいで、研究書も買えない、資料も買えない、調査にも行けない。
弾も武器も食料もない塹壕でかつがつ生きてる兵士に向かって、「戦果はないのか」って期待されてもなあ。
もうちょっと言いたいこともあるのだけど、ちょっと勇気がいるので明日にする(笑)。
それからミサイルの話だけど、NHKのニュースその他の解説でも、「どうして北朝鮮はこんなことをするのでしょう」とかいう問いかけに、専門家や解説者は皆ちゃんと答えはするんだよね。「米韓と日本の軍事演習への抗議、抵抗」だって。それを聞いてても、誰もが「そうか、無理もない」と考えないのが恐い。事実を述べても、どういうか、言葉の額縁をきちんとつけておかなくては、その意味がちゃんと伝わらないし理解されないのか。大規模な軍事演習をくり返して、相手を刺激することの功罪を、ちゃんと検証しないでおいて、今後の教訓も何もないだろうに。
ちなみに、こういう指摘もある。ミサイルが飛んだのは、はるかな成層圏。それが危険と列車をとめるなら、もっとすぐ上をじゃんじゃん飛んでる旅客機の方がはるかに危険で、常時列車をとめるしかない。だってさ。
今日は天気予報がおどかしてくれてた、寒いというほどじゃなかったけど、まあ暑さは収まってくれてた。ただし私のスランプというか、やる気のなさはあいかわらずだ。「水の王子・村に」の校正チェックをしあげなければ前には進めないとわかっているのに、その仕事にさっぱり食指が動かない。妙にただもう、作業にうんざりしてしまっている。
何かちょっとしたきっかけでもつかめればなあ。面白い本でも、おいしい食べ物でも、きれいな服でも、いい音楽でも、んーもう何でもいいからさ。