すっくとたつ、ぼく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
このしゃしんは、かいぬしが、ふぃるむが、あといちまいのこっているので、
いいかげんに、とったしゃしんだけど、
「なんだか、おまえ、すっくとたっていて、おきものみたいで、
かっこいいじゃん」と、かいぬしは、みとれています。
ぼくのよこの、かんばんは、いえが、にけんあるので、
したのいえも、うちだと、ゆうびんやさんに、
おしえるためのものです。
「でも、こうしてみると、おまえを、しょうかいしてるみたい」
と、かいぬしは、わらっています。
きょうは、かいぬしは、おでかけしていて、
よる、かえってきました。
こんやは、つきが、まんげつで、
あめでもふるのか、ぼやけていたけど、
まるく、きれいに、ひかっていました。
かいぬしは、そのひかりで、かなあみのなかの、ぼくをみて、
「おお、げっこうのなかの、とらみたいで、いいやん」といいました。
このまえ、なにかのあつまりで、
りかのせんせいから、いろんなどうぶつの、あたまのほねを、みせてもらって、
「ねこの、あたまって、ちいさいだけで、あごとか、きばとか、
とらと、おんなじだったよ。
さすがだねえ」と、いっていたから、
やっぱり、ぼくは、こがたの、とらっぽいらしいです。
すこしまえのころ、かいぬしは、
ぼくが、なんだか、ふこうなしにかたをしそうなきがして、
まよいねこになって、とぼとぼ、みちをあるいてるとことか、
いじめられているとことか、
そんなのばっかり、そうぞうしてしまうと、よくいっていました。
でも、このまえ、ぼくが、にげだして、
おとなりのにわを、あるいているのを、つかまえてからは、
みょうに、じしんがついたらしくて、
「どうしてかな。おまえは、いなくなっても、けっきょくは、
かならず、わたしのところに、かえってくるきがする」
と、へんに、おちついています。
そのくせ、ぼくの、けを、ぶらっしんぐして、けだまがあると、
「なんだかおまえ、むかしにくらべて、
けだまが、できやすくなったんじゃないの。
やっぱり、としをとって、けがほそくなって、
からまりやすくなったとかかしらん」と、しんぱいしています。
ぼくは、まだはっさいぐらいだから、
ねこのとしで、かぞえても、
かいぬしよりは、まだわかいもんね。
まあ、いつかは、おいこしてやるけどな。