すっぱ抜いたる。
◇女性の生理用品ひいては生理に対する無理解が、Kumikoさんのツイログはじめ、あちこちで話題になっていますが、それで思い出しましたが私が勤めていた教育大学で、もう20年ほど前かな、非常勤でいらしていた多分教育学関係の先生(男性)が授業中に、「女性はかわいそうですねー、大人になってもずうっとオムツをつけ続けるんですからねー」と言ったそうです。もちろん男子学生もいる授業です。
私はその先生と面識はないままだし、お顔も存じ上げません。私の卒論指導学生の女性がその講義を受けていて、私に教えてくれました。ふだんから、そういう発言が多かった先生で、しっかりしていて成績優秀だった彼女はその時も含めて数回、授業の後で先生に抗議に行ったそうですが、相手にしてもらえなかったそうです。
私も激怒というより、あきれはてましたが、それ以上は何もしませんでした。何かすべきだったかと思いますが、各自の授業の内容に口出しはすべきでないという気持ちの方が先にたってしまいました。
少し前、授業中に首相や学長に対する抗議コールを学生とやって、懲罰処分にされた先生がいましたが、もともと、大学の授業での教師の自由度は、それほど大きかったのだと言えるかもしれません。
ついでに言うと、「福岡教育大学って、そのころからおかしかったんか」と思われたら困るので弁解しておきますと、当時はたくさんの私立公立大学に勤務してきた私の目から見ても、大変まともで、あらゆる意味できちんとした立派な大学でした。
ちなみに、その女子学生は友人たちにも「ひどすぎない?」と同意を求めたのですが、そもそもそういう先生だったからか、皆授業を聞かないことにしていたらしくて、誰もが「そんなこと言ってたっけ?」と言う反応だったそうです。いろんな意味で、それもどうかと思いますけど。
◇非常勤とは言え、大学の先生が、教師を養成する教育大学の多分教員免許に必要な必須授業で(でなけりゃ誰も受けなかったでしょう)、そういうことを平気で口にできていたのですから、それをたいがいその種のことには、きっちり反応する私でさえ見逃してしまったぐらいですから、この問題の根は相当に深いだろうと思います。
その分、急いで何とかしなくちゃ。
◇さて、コーヒーわかして、朝ご飯食べます。昨夜は久しぶりに、新しくできた近所のステーキ屋で外食をしました。お肉もサラダバーもまあまあで、気分転換にプチ贅沢をするにはいいかもしれません。あー、しかしそれよりも、熊本の動物救援の方に寄付すべきかな。実は東北の震災のとき、個人でも「むなかた九条の会」でも、それなりに寄付をしたのに、それがたしか回り回って首相が他国に原発売り込む費用に使われたと知って激怒逆上し、生きてる間この手の寄付は二度としないと決心したトラウマから、まだ完全には脱していない。ちゃんと被災地のために使ってくれる団体を見つけて寄付します。それこそ生理用品を送るとことかないかしらん。
とりあえず、「みなしご救援隊」さんのページをご紹介しておきます。ご協力よろしくお願いいたします。