ぼくは、じしんがきらい（カツジ猫）

みなさん、こんばんわ

こんやは、ひさしぶりに、おきゃくさんがきました。
ぼくは、うれしかったので、ゆかのうえや、べっどのうえで、ころころころがったら、
「そんなにうれしいのかい」と、かいぬしから、あきれられました。
ふたりは、おちゃをのんで、おかしをたべて、おしゃべりをして、
おきゃくさんは、さっき、かえりました。
「あすがはやいから、もうねようかね」と、かいぬしは、いっています。

きのう、また、じしんがあって、ぼくが、だいどころを、あるいているとき、
いえが、ちょっとだけ、ゆれました。
ぼくが、びっくりして、とびあがると、かいぬしは、
「だいじょうぶよ、たいしたことないから」と、わらって、だいてくれました。
ぼくは、じしんは、きらいです。

ぼくは、えいずの、きゃりあーなので、かいぬしは、
まいにち、めに、くすりをさしてくれます。
それが、きれたので、かいぬしはきょう、びょういんに、もらいにいきました。
そこで、かんごしさんに、「かつじが、じしんで、びびってます」といったら、
「ぐあいがわるくなって、びょういんにきたいぬも、なんびきかいます。
すとれすで、しょうかきがおかしくなったり、
きゅうにうごいて、こしをわるくしたいぬも、いました」と、
かんごしさんが、おしえてくれたそうです。

「やっぱり、どうぶつも、たいへんなんだねえ」と、かいぬしは、いっていました。
そして、かたづけをしていて、がらくたのなかから、おかねがでてきたので、
よろこんで、きょう、ほしかったねっくれすを、かったのだけど、
「がまんして、どうぶつあいごだんたいに、きふしたらよかった。
くまもとに、しえんにいくらしいから、いまからでも、おかねをおくろうか」
と、さいふをみながら、もんもんとしていました。

このごろ、にわには、よく、よそのねこがきます。
しろくろや、まっくろいのや、きじねこや、いろいろです。
どいつも、ずうずうしくて、うえのいえの、もんのはしらのうえに、すわっていたり、
したのいえの、げんかんのまえに、ねていたりします。
「きじねこは、えらくきれいだけど、
くろねこは、つやがわるくて、くろうしてるみたいだね」と、
かいぬしは、いっています。

ぼくもいまから、かいぬしといっしょに、ねます。
こんやは、じしんがないと、いいな。